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会社図鑑

武田薬品工業(4502)

武田薬品は、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上収益は4.5兆円。

事業の中身

消化器、希少疾患、血液製剤、がん、ワクチンなどの薬を開発し、世界で売る。新しい薬は特許で守られている間に高い値段で売れ、特許が切れると同じ成分の安い薬が出て売上が落ちる。

海外の大手製薬会社を買収した結果、売上の大部分が海外で、米国が最大の市場だ。

武田薬品工業(4502):事業の中身2026年3月期の地域別売上高。出典は頁末。2026年3月期・地域別売上高48%25%10%6%7%米国2.2兆円(48%)欧州・カナダ1.1兆円(25%)日本4,331億円(10%)中南米2,541億円(6%)中国1,951億円(4%)その他3,123億円(7%)
2026年3月期の地域別売上高。出典は頁末。
米国48%

最大の市場。消化器・希少疾患・血液製剤・がんの薬を、民間保険が支払う仕組みの中で売る。

欧州・カナダ25%

同じ製品群を欧州とカナダで。国ごとに薬の値段の制度が違う。

日本10%

国内の医療用医薬品。薬価は国が決める。

中南米6%

新興国での展開。

中国4%

中国での医療用医薬品。

その他7%

アジアなどその他の地域。

誰に売る

客は世界の患者と病院で、実際の販売先は医薬品の卸だ。米国では民間の保険会社が薬代の多くを支払い、日本では国が決める薬価で売る。

武田薬品工業(4502):誰に売る武田薬品工業(4502):誰に売る主な客海外の患者と病院米国が最大保険会社が支払う日本の患者と病院薬価は国が決める売上の一部医薬品の卸実際の販売先病院と薬局へ

業績5年

2026年3月期の売上収益は4.5兆円、営業利益は62億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は−1,524億円。

2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上収益は26%増えた。

武田薬品工業(4502):業績5年2022年3月期から2026年3月期。単位は億円。凡例の純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益。売上収益2022/33.6兆円2023/34.0兆円2024/34.3兆円2025/34.6兆円2026/34.5兆円営業利益・純利益2022/32023/32024/32025/32026/3営業利益62億円純利益−1,524億円
2022年3月期から2026年3月期。単位は億円。凡例の純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益。

営業利益率の推移

売上収益に対する営業利益の割合は、2026年3月期が0.1%、2025年3月期が7.5%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。

武田薬品工業(4502):営業利益率の推移武田薬品工業(4502):営業利益率の推移営業利益 ÷ 売上収益0.1%2025年3月期 7.5%−7.4%直近の推移12.9% → 0.1%2022年3月期から2026年3月期の推移

他の会社と比べると

図鑑にある「製薬」の会社は、この図鑑ではまだ第一三共だけ。

営業利益率は、この会社が0.1%、第一三共が10.8%。売上の5年の伸びは+26%と+103%。従業員1人あたりの売上は9,581万円と10,525万円。売上の大きさは4.5兆円と2.1兆円。

同じ業界の会社が図鑑に増えると、業界の中での位置がここに出る。

武田薬品工業(4502):他の会社と比べるとそれぞれの直近期の営業利益率。武田薬品0.1%2026年3月期第一三共10.8%2026年3月期
それぞれの直近期の営業利益率。

100円売ると、どこへ行く

2026年3月期の売上収益を100円とすると、費用に100円が出ていき、営業利益として0円が残る。親会社の所有者に帰属する当期利益はこの期はマイナスで、理由は頁末の注記にある。

武田薬品工業(4502):100円売ると、どこへ行く売上を100円に揃えた内訳。数字は四捨五入。2026年3月期・100円の行き先・行き先100円費用(材料・人件費・販売など)100円営業利益0円
売上を100円に揃えた内訳。数字は四捨五入。

会社の大きさ

連結の従業員数は47,029人。本社は大阪府。設立は1781年。決算期は3月。売上収益を従業員数で割ると、1人あたり9,581万円になる。

武田薬品工業(4502):会社の大きさ武田薬品工業(4502):会社の大きさ従業員1人あたりの売上高(万円)9,581万円4.5兆円 ÷ 47,029人

何に左右される

特許の期限が最も大きい。主力の薬の特許が切れる年に売上が大きく減るので、新しい薬をどれだけ用意できるかが会社の先行きを決める。新薬の開発は成功率が低く、研究費が大きい。

薬の値段は日本では国の薬価改定、米国では交渉と制度で動く。海外の売上が大部分なので為替が効き、買収で背負った借入は金利と返済の負担になる。

武田薬品工業(4502):何に左右される武田薬品工業(4502):何に左右される効くもの特許の期限切れると売上が急減パテントクリフ新薬の成否開発の成功率研究費が大きい薬の値段の規制日本の薬価改定・米国の交渉収入に直接効く為替海外の売上が大部分円安で円の売上が増える買収の負債大型買収の借入金利と返済

この会社の技術

体の中の特定の分子だけに働く薬の設計と、大規模な臨床試験で効き目と安全を確かめる仕組み。

この会社を読む言葉

  • 特許:新しい薬を一定期間、他社が作れないように守る権利
  • 後発薬(ジェネリック):特許が切れた後に出る、同じ成分の安い薬
  • 薬価:日本で国が決める薬の公定価格

つながる図鑑

この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。

ここへつながる図鑑

出典と生成

データの注記:2026年3月期はVYVANSE特許切れに伴う米国売上減、パイプライン減損等で営業利益が前期比98%減・最終赤字に転落。単一セグメント(医薬品事業)のため地域別売上収益を segments として採用(構成比合計45,057億円のうちシェア上位のみ抜粋、四捨五入により端数あり)。本社登記地は大阪(道修町)だがグローバル本社機能は東京(日本橋)に所在。従業員数はFY2026/3時点の連結値。

数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-13。編集方針