仕組み図鑑
黒字倒産
黒字なのに、なぜ会社は潰れる?
帳簿と財布は別の時計で動く
4月に材料を70万円で仕入れて代金を払う。5月に商品を100万円で売って請求書を渡す。6月に100万円が振り込まれる。帳簿では5月に売上100万円と仕入れ70万円が計上され、30万円の黒字になる。
だが財布を見ると、5月の時点では70万円が出ていったまま、100万円はまだ入っていない。5月に別の支払いが来て払えなければ、帳簿が黒字のまま会社は止まる。これが黒字倒産だ。
利益と現金の違い
利益は、売った約束と払う約束の差だ。現金は、実際に手元にあるお金だ。会社は利益が無くてもすぐには潰れないが、現金が無いと今日の支払いができずに潰れる。
だから会社の決算書には、利益を示す損益計算書とは別に、現金の出入りを示すキャッシュフロー計算書がある。成長している会社ほど仕入れが先に増えるので、黒字なのに現金が減る局面がある。
ズレを縮める3つの手
前もって代金の一部を受け取る。売った代金を早く回収する。仕入れの支払いを遅らせる。どれも帳簿の利益は変えないが、財布が空になる期間を縮める。会社の経営でお金の話が利益より先に出るのは、この理由による。
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出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
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