読みもの · 2026-10-28
GMOが稼いだ利益の54%は、子会社のほかの株主の取り分だった
GMOが稼いだ利益、GMOの取り分は?
GMOが稼いだ利益は、誰のもの?
ドメインの『お名前.com』や、ネット証券のGMOクリック証券。GMOの名前は、ネットのあちこちで見かけます。その親会社が、GMOインターネットグループです。
2025年12月期の当期利益は367億円でした。ところが、そのうちGMOインターネットグループの株主の取り分(親会社の所有者に帰属する利益)は167億円で、46%です。
残りの200億円、54%は、子会社のほかの株主の取り分(非支配持分)になっています。GMOが稼いだ利益の半分以上は、GMOインターネットグループの株主のものではありません。
子会社の株を、全部は持っていない
GMOインターネットグループの子会社には、自分も上場している会社がいくつもあります。有報の沿革には、たとえばこう書かれています。「2005年4月当社連結子会社のGMOペイメントゲートウェイ株式会社が東京証券取引所マザーズ市場に上場(証券コード 3769)」
有報の「関係会社の状況」を見ると、有価証券報告書を出している子会社は11社。GMOインターネットグループが持つ議決権の割合は、GMOペイメントゲートウェイの40.7%から、GMOインターネットの92.0%までです。
GMOペイメントゲートウェイは40.7%で、残りの59.3%は、ほかの株主が持っています。半分に届かないのに子会社なのはなぜか。表の脚注には、こうあります。「議決権の所有割合は、100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。」
連結の決算では、子会社の利益をいったん全部足します。そのうえで、親会社が持っていない分を「非支配持分」として分けます。
5期のうち3期で、半分を超えた
2021年12月期からの5期で、当期利益のうち子会社のほかの株主の取り分を並べると、2021年12月期が38%、2022年12月期が67%、2023年12月期が46%、2024年12月期が55%、2025年12月期が54%です。
5期のうち3期で、半分を超えています。いちばん大きかったのは2022年12月期の67%で、当期利益397億円のうち265億円がほかの株主の取り分でした。
会社の頁の「純利益」は、どちらの数字?
図解経済の会社の頁に載せている純利益は、親会社の株主の取り分のほうです。GMOインターネットグループなら、2025年12月期は167億円。子会社のほかの株主の取り分を足した当期利益の367億円とは、200億円違います。
数字について:金額は有価証券報告書の数字を億円に丸めたもので、割合は丸める前の数字から計算しています。2023年12月期までは日本の会計基準、2024年12月期と2025年12月期は2025年12月期の有価証券報告書に載った国際会計基準(IFRS)の数字です。議決権の割合は、2025年12月期の有価証券報告書の「関係会社の状況」によります。
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
- EDINET GMOインターネットグループ 有価証券報告書(2022年12月期)
- EDINET GMOインターネットグループ 有価証券報告書(2023年12月期)
- EDINET GMOインターネットグループ 有価証券報告書(2025年12月期)
この頁はデータから作った。更新日 2026-10-28。編集方針
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