読みもの · 2026-10-27
ホンダの稼ぎ頭は、車じゃなくバイクだった
ホンダの利益、車とバイクどっち?
ホンダは、車の会社?
ホンダと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは車でしょう。売上の数字も、その印象のとおりです。
ホンダの事業は4つに分かれています。4つの事業の売上を足すと22兆1,389億円。そのうち64%が、車の「四輪事業」です。バイクの「二輪事業」は18%で、売上では2番目です。
ところが、手元に残る利益で比べると、順番がひっくり返ります。2026年3月期、バイクの側の利益は7,319億円。車の側は1兆4,111億円の赤字でした。4つの事業でいちばん稼いだのは、バイクです。
5期のうち4期、バイクが車を上回った
1期だけの話ではありません。2022年3月期からの5期で比べると、バイクの側の利益が車の側を上回った期が4期あります。車の側が上だったのは2024年3月期だけで、車の側5,607億円、バイクの側5,562億円と、差は45億円でした。
バイクの側の利益は毎期増え、2022年3月期の3,115億円から、2026年3月期は7,319億円。約2.3倍になりました。
100円売って、手元にいくら残る?
売上100円あたりの利益で比べると、差はもっとはっきりします。2026年3月期は、バイクの側が18.2円、車の側は10.0円の赤字です。
車の側が黒字だった2025年3月期でも、100円あたりの利益は車の側が1.7円、バイクの側が18.3円でした。
バイクの側で働く人は、車の側の39%
事業ごとに働く人の数も出ています。車の側は131,856人、バイクの側は52,013人。少ない人数の側が、4つの事業でいちばん大きな利益を出しています。
ホンダは、何の会社?
売上で見れば、ホンダは車の会社です。利益で見ると、この5期のほとんどで、いちばん稼いでいたのはバイクでした。同じ会社でも、どの数字で見るかで答えが変わります。
数字について:事業ごとの売上は事業の間の取引を含むので、足すと会社全体の売上(2026年3月期は21兆7,966億円)より大きくなります。事業ごとの利益を足すと、会社全体の営業利益(4,143億円の赤字)になります。もとは2026年3月期の有価証券報告書です。
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