仕組み図鑑
鋼材の値段
鉄の値段が動くと、どの会社に効く?
1枚カード(画像)を開く →鋼材の値段と原価
鋼材の作り方は二つある。鉄鉱石と石炭を高炉で溶かして作る方法と、使い終わった鉄を集めた鉄スクラップを電炉で溶かして作る方法だ。原料の値段が上がると、鋼材の値段も上がりやすい。建物や車や機械がどれだけ作られるかという需要でも上下する。
鋼材で物を作る会社では、材料の費用として原価に乗る。例えば売値100円のうち材料の鋼材が30円の製品で、鋼材が1割上がると原価は3円増える。売値に移せるまでの間は、その分だけ利益が減る。逆に鋼材が下がると、その間は利益が増える。
どんな会社で効くか
鋼材を仕入れて売る会社では、値段がそのまま売上の額に出る。岡谷鋼機は鉄屑や鋼材を売り買いするため、鉄の値段が鉄鋼の区分の売上に直に表れる。
鋼材で物を作る会社では原価に効く。椿本チエインはチェーンが鋼でできているため、鋼材の値段が原価に効く。タカミヤは工事現場の足場を貸す会社で、貸す機材を作る原価が鋼材の値段に左右される。
鉄スクラップを集めて売る会社では、スクラップの値段が売る値段を動かす。同じ鉄の値段でも、会社の立ち位置によって売上に効くか、原価に効くかが変わる。
決算で出てくる言葉
「鋼材価格の高騰」「価格転嫁」「スクラップ市況」といった言い方で出てくる。鋼材を材料にする会社は、材料の値上がりを製品の値段に移せたかどうかを説明することが多い。仮設材のように鋼材でできた物を長く貸す会社では、買いそろえた時の値段が減価償却として後の年の費用になる。
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
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出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
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