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原材料価格の転嫁

原材料が上がると、会社はどうする?

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原価が上がり、売値は遅れて動く

例えば100円で売る品を、原材料40円と、その他の費用40円で作っているとする。1個の利益は20円だ。原材料が50円に上がると、売値が100円のままなら利益は10円に減る。売値を110円に上げられれば、利益は20円に戻る。上がった原料代を売値に乗せることを、価格転嫁という。

転嫁はすぐにはできない。取引先との交渉や、店に並ぶ値札の付け替えに時間がかかる。安い時に買った原料の在庫を使い切るまでは原価が上がらず、使い切った後に原価だけが先に上がる。だから、原材料が上がってから売値に乗るまでの間は利益が薄くなり、乗った後に戻る。

原材料が下がる時は逆になる。売値がすぐには下がらないので、一時的に利益が厚くなることがある。

どんな会社で効くか

売上に占める原材料の割合が大きい会社ほど強く効く。共同印刷は紙・樹脂・アルミを使って印刷物やチューブの容器を作るので、それらの値段が原価に乗る。ダイドーグループホールディングスは飲料の中身と容器の原材料、それに製造を委託する費用が原価を動かす。創健社は食品のもとになる原材料の値段が原価を決める。

工事や機械のように受注してから作る仕事では、契約の時に売値が決まっていることが多い。その後に材料が上がると、売値を変えられないまま原価だけが増える。

決算で出てくる言い方

「価格改定」「販売価格の見直し」は値上げのこと。「原材料高」「原材料価格の高騰」は原価が上がった理由の説明だ。「価格転嫁が進んだ」「転嫁の遅れ」は、上がった原料代をどこまで売値に乗せられたかを指す。売上に対する原価の割合(原価率)の変化と一緒に読むと、転嫁がどこまで追いついたかが分かる。

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出典と生成

出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)

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