読みもの · 2026-10-29
王子の売上で、新聞や本の紙は1割だった
王子の売上、新聞や本の紙はどれくらい?
王子は、紙の会社?
新聞、本、ノート。紙の会社と聞いて、王子製紙の名前を思い浮かべる人もいるでしょう。有報の沿革は、こう始まります。「旧王子製紙株式会社は1873年2月抄紙会社として創立され、1933年5月には富士製紙株式会社及び樺太工業株式会社と合併し、わが国洋紙生産の80%以上を占めるに至りました」
いまの王子ホールディングスの売上は1兆8,617億円(2026年3月期)。このうち、「新聞用紙事業、印刷・出版・情報用紙事業」の「印刷情報メディア」は2,132億円で、売上の11%です。
いちばん大きいのは、段ボールと紙おむつ
売上がいちばん大きい区分は「生活産業資材」で8,741億円、売上の47%です。有報が挙げる中身は、「段ボール原紙・段ボール加工事業、白板紙・紙器事業、包装用紙・製袋事業、 サステナブルパッケージング事業、液体紙容器事業、 ホームケア事業、ウェルネスケア事業」。紙おむつも、この区分にあります。「王子ネピア㈱は、家庭紙・紙おむつの製造・販売を行っています。」
木を育てたり、パルプやエネルギーをつくったりする「資源環境ビジネス」も3,463億円で、19%でした。
利益で並べると
区分ごとの利益は、生活産業資材が197億円、機能材が108億円、印刷情報メディアが75億円、資源環境ビジネスが67億円。印刷情報メディアは4つの区分の中で3番目でした。
王子は、何の会社?
日本の洋紙の80%以上を占めたこともある王子の、いまの売上で、新聞や本の紙は11%。半分近くは、段ボールや紙箱、紙おむつなどでした。
数字について:区分ごとの売上は、区分の間の取引を除いた外部の顧客への売上で、足すと会社全体の売上になります。「その他」は商事・物流・エンジニアリング・不動産などです。区分ごとの利益は、どの区分にも割り振らない費用などを調整する前の数字です。もとは2026年3月期の有価証券報告書です。
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