仕組み図鑑
鉄道の運賃と乗客
鉄道会社は、何で稼いでいる?
1枚カード(画像)を開く →乗る人の数が、利益を大きく動かす
鉄道の運賃の収入は、乗る人の数と一人あたりの運賃のかけ算で決まる。運賃は国土交通大臣が上限を認可し、会社はその範囲で運賃を決めて届け出る。値段を自由に上げ下げして売上を作ることはできないので、売上を動かすのは主に乗る人の数になる。
乗る人は、毎日同じ区間を乗る定期券の客と、買い物や観光で乗る定期外の客に分かれる。定期券は割り引かれていて一人あたりは安いが、沿線に住む人の通勤・通学が毎日の土台になる。
費用の側は、線路と車両と駅と電気の設備を保つ費用、電車を動かす電気の値段、運転する人の人件費が中心だ。これらは乗る人が少し減っても大きくは減らない。だから乗る人が増えると利益が大きく増え、減ると利益が大きく減る。
どんな会社で効くか
私鉄は、同じ沿線の上に鉄道とバス、不動産、ホテル、店を並べる。相鉄ホールディングスは沿線に住む人の毎日の通勤や通学が運輸業の土台で、人がその地域に集まるかどうかが全ての事業に回ってくる。京阪ホールディングスは沿線に住む人の数が長い目で見た乗客を左右し、京都や大阪への観光の人出がホテルとレジャーに効く。
東京地下鉄は都区部の中を走るので、沿線で人がどれだけ行き来するかが効き、駅を通る人の数はそのまま駅の店と広告の売れ方につながる。広島電鉄は宮島などへの船やロープウェーがあり、観光の客足が運輸とレジャーの両方に効く。
バスも同じ形だ。神姫バスは乗る人の数が運賃の土台で、軽油の値段と運転士の人件費が費用を動かし、運転士の採用が走らせる本数を左右する。
決算で出てくる言葉
輸送人員は、一定の期間に乗った人の数。定期と定期外は、その内訳。運輸収入は運賃から入った売上を指す。鉄道会社の決算では、運輸業と、不動産業・流通業・レジャーのような沿線の事業が、区分を分けて示されることが多い。
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
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出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
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