事業の中身
東京メトロの名で知られる会社だ。東京都区部を中心に地下鉄の路線網を持ち、電車の運行と運営、鉄道施設の保守管理を行う。駅の清掃と運営管理、駅設備・車両・土木構築物・電気設備の整備と保守は、それぞれ専門の子会社が受け持つ。海外では都市鉄道の運営と維持を支える会社も持つ。
鉄道のほかに二つの柱がある。不動産は、沿線でオフィスビルやホテルを中心に建物を貸す。渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ、東急プラザ原宿「ハラカド」などがある。ライフ・ビジネスサービスは、駅の中の商業施設Echikaや駅構内の売店、高架下の店の運営と、駅構内や車両内の広告、携帯電話の通信サービスの営業許諾を扱う。
2026年3月期の区分別の売上。出典は頁末。
運輸91%
地下鉄の運行と運営、鉄道施設の保守管理
不動産3%
沿線でのオフィスビルやホテルの開発・賃貸・管理
ライフ・ビジネスサービス6%
駅の商業施設の運営、駅や車両の広告、通信サービスの営業許諾
誰に売る
客は地下鉄に乗る人だ。そのほかに、沿線の建物を借りる会社、駅の商業施設に店を出す会社とそこで買う人、駅や車両に広告を出す会社、駅に設備を置く通信の会社がいる。
業績5年
2026年3月期の営業収益は4,224億円、営業利益は896億円、親会社株主に帰属する当期純利益は590億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、営業収益は38%増えた。
2022年3月期から2026年3月期。単位は億円。凡例の純利益は親会社株主に帰属する当期純利益。
営業利益率の推移
営業収益に対する営業利益の割合は、2026年3月期が21.2%、2025年3月期が21.3%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率21.2%は、図鑑にある「鉄道」の会社28社の中で上から2番目。中央値は10.8%で、高い方。
売上の伸び+38%は、上から13番目。中央値は+34%で、真ん中あたり。
従業員1人あたりの売上3,692万円は、上から12番目。中央値は3,424万円で、真ん中あたり。
売上の大きさは、28社の中で上から13番目。中央値は3,756億円。
比べた相手は、JR東日本・JR東海・JR西日本・近鉄・阪急阪神・東急・名鉄・東武鉄道・西武・JR九州・京王電鉄・西日本鉄道・小田急・京阪・京成電鉄・相鉄ホールディングス・京急・南海・第一交通産業・アルピコ・富士急行・山陽電気鉄道・広島電鉄・神戸電鉄・新潟交通・京福電気鉄道・秩父鉄道。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
帯の左が低い、右が高い。灰色は真ん中の半分(四分位)。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期の営業収益を100円とすると、費用に79円が出ていき、営業利益として21円が残る。そこから税金や利子などを払った後の親会社株主に帰属する当期純利益が14円。
売上を100円に揃えた内訳。数字は四捨五入。
会社の大きさ
連結の従業員数は11,441人。本社は台東区東上野三丁目19番。決算期は3月。営業収益を従業員数で割ると、1人あたり3,692万円になる。
何に左右される
乗る人の数が運賃の収入を決める。地下鉄は都区部の中を走るので、沿線で人がどれだけ行き来するかが効く。駅を通る人の数は、そのまま駅の店と広告の売れ方につながる。
線路・駅・車両・電気設備を保つ費用と、電車を動かす電気の値段が費用に効く。不動産は沿線のオフィスビルやホテルの賃料で決まり、運輸とは別の動き方をする。
この会社の技術
地下のトンネルの中で、列車の間隔と速度を信号で管理し、短い間をおいて多くの本数を走らせる仕組み。駅と車両、電気設備は運行を止めずに保守する。
この会社を読む言葉
- 運輸業:人や物を運んで運賃を受け取る事業
- 報告セグメント:会社が投資家に示すための、事業の区分
- 高架下:線路を支える橋のような構造の下にできる空間
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-09-19)。 営業利益の開示が無い期は経常利益の値。 セグメントは事業別の外部顧客への売上高、2026年3月期の値。 東証33業種:陸運業。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-20。編集方針