図解経済
仕組み図鑑有価証券の運用と含み損益
図解経済 › 仕組み図鑑 › 有価証券の運用と含み損益

仕組み図鑑

有価証券の運用と含み損益

銀行が持つ国債は、なぜ損をすることがある?

1枚カード(画像)を開く →

しくみ

銀行は預金を集めて貸し出すが、貸出に回らないお金は国債や地方債、社債、株、投資信託などの有価証券で運用する。債券からは利息、株からは配当を受け取り、これが貸出の利息と並ぶ収入になる。

債券の値段は金利と逆に動く。例えば利率1%の債券を持っている時に、世の中の金利が2%になると、新しく出る債券の方が利息が多いので、前に買った1%の債券は安くしないと売れない。こうして持っている債券の値段が下がった分が含み損になる。株を持っていれば、株価の上下も含み損益になる。

含み損益は、売るまでは利益にも損失にもならない。多くの有価証券は時価で帳簿に載せ、買った値段との差は税の分を除いて純資産の中に置く。売った時に初めて、売却益や売却損として損益に出る。値段が大きく下がって戻る見込みが薄いと判断した時は、売らなくても損失として計上する(減損)。

どんな会社で効くか

預金を多く預かる銀行で大きく効く。群馬銀行は、預かったお金の一部を有価証券で運用するので、金利の動きで評価が変わる。山口フィナンシャルグループは、持っている国債や株の値動きが運用の損益として表れる。秋田銀行も、保有する有価証券の値段の動きが利益に効く。

銀行のほかに、投資を事業にする会社でも、持っている有価証券の値打ちと入れ替えの時期が利益の出方を変える。

決算で出てくる言葉

「その他有価証券評価差額金」は、純資産に置かれた含み損益の合計だ。「国債等債券売却損益」「株式等関係損益」は、売って実際に出た損益を指す。含み損のある債券を売って、利回りの高い債券に買い替えることを入れ替えと呼び、その年は売却損が出る代わりに、次の年からの利息が増える。

つながる図鑑

この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。

ここへつながる図鑑

出典と生成

出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)

この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-24。編集方針