コージンバイオのセグメント · 試作 · 2026年3月期
微生物事業
この事業は感染症や食品汚染の原因となる微生物を特定するための製品を開発・製造・販売する。臨床検査用や産業用の培地、新型コロナウイルスやインフルエンザ関連の検査製品などを子会社エンバイオ株式会社などが手がけている。
- 微生物検査用培地
- 抗原検査キット
何をしている事業か
寒天などで固められた固体培地や、液体状で存在する液体培地などがあり、生育させる微生物、細胞の種類により、培地の成分形状は異なる2.細胞や微生物などを人工的に培養するときの、微生物などによる汚染3.未だ満たされていない医療ニーズ、つまり、未だ有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ4.間葉系幹細胞は、生体内に存在し、骨芽細胞、軟骨細胞、脂肪細胞等に変化できる細胞で膝関節の治療をはじめとする様々な損傷治療に使用できる細胞として注目されている5.細胞の機能を決定する遺伝子を導入し、これまでにない機能等を与えられた細胞の総称6.PBMC(Peripheral Blood Mononuclear Cellsの略)は、末梢血から分離される単核細胞で、T細胞、B細胞、NK細胞、単球及び樹状細胞などの多様なリンパ球を含む7.神経幹細胞は、脳の中に存在する幹細胞で、ニューロンといった神経機能を担う細胞に変化する能力を持ち、こうした機能から筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった難病の治療が期待される細胞8.KBM Neural Stem Cellは、神経幹細胞を培養するための当社製品9.KBM VEC-1は、血管の内側に存在する血管内皮細胞を培養するための当社製品10.KBM NHEK-XF2は、ヒトの皮膚の元を作り出す表皮角化細胞を培養するための当社製品11.CHO細胞(Chinese Hamster Ovaryの略)は、チャイニーズハムスターの卵巣に由来する上皮細胞で、組換えタンパク質の生産によく使用される12.CAR-T細胞は、T細胞にChimeric Antigen Receptor(CAR)を導入した遺伝子改変細胞で、がんに対する攻撃力を高めた細胞13.ウイルスベクターは、細胞内に効率的に遺伝物質を運び込むために、ウイルスの感染能力を利用して作製されたツール14.HEK293細胞(Human Embryonic Kidneyの略 )は、ヒト胚性腎臓細胞から作製された細胞で、組み換えタンパク質やウイルスを増幅させるために使用される細胞(主な関係会社) 当社、高金生物科技(上海)有限公司及び味の素コージンバイオ株式会社 微生物事業微生物事業では、感染症や食品汚染の原因となる微生物を特定するための製品の開発と製造・販売を行っています。
主な関係会社と、その会社が何をしているか。出資はコージンバイオが持つ議決権の割合。
| 会社 | 何をしている会社か | 所在地 | 出資 |
|---|---|---|---|
| エンバイオ株式会社 (注)3、5 | 微生物事業 | 東京都 品川区 | 100% |
印の無い会社は連結子会社。「関連会社」は持分法で利益を取り込む出資先。
数字の推移
2026年3月期の収益は14億円で、会社全体の28.8%。利益はセグメントの当期利益。セグメントの区分が変わった年は、前後を同じ物差しで比べられない。この区分で開示された年度だけを並べる。
| 年度 | 収益 | 利益 | 資産 | 従業員 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 24億円 | — | — | — |
| 2024年3月期 | 17億円 | -1億円 | — | 50人 |
| 2025年3月期 | 18億円 | 4億円 | — | 55人 |
| 2026年3月期 | 14億円 | -1億円 | — | 54人 |
その年の記述(有価証券報告書より)
経営成績の分析から
2026年3月期
- (微生物事業)当連結会計年度における微生物事業は、病院等における臨床検査用途及び産業用途向け培地の需要は概ね安定して推移し計画水準を維持しました。
- これは主に、前述のとおり、微生物事業では新型コロナウイルス感染症及びインフルエンザ関連製品売上が、細胞加工事業では外国人患者を中心とした細胞加工受託売上がそれぞれ減少したためであります。
- これは主に、微生物事業において、前連結会計年度は新型コロナウイルス感染症関連棚卸資産の評価損の戻入207百万円があった一方で、当連結会計年度は棚卸資産評価損46百万円、棚卸資産廃棄損107百万円を計上したこと、及び原価構成要素として固定費割合の高い細胞加工事業の受託売上が伸び悩んだことによるものであります。
2025年3月期
- (微生物事業)当連結会計年度における微生物事業は、期中に新型コロナウイルス、及びインフルエンザウイルスの感染者数が増加したことにより、関連製品の販売が大きく増加、特にドラッグストア等で販売される一般用製品の売上が増加しました。
- これは主に、微生物事業において、前述のとおり新型コロナウイルス感染症関連棚卸資産の評価損207百万円の戻入益を計上したためであります。
2024年3月期
- 当連結会計年度の微生物事業において、2023年5月より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類がインフルエンザと同じ5類に引き下げられたことにより、同感染症関連製品の需給動向に変化が生じたことで売上高は減少に転じ、関連する棚卸資産について、当連結会計年度末の在庫数量、単価、及び今後の同製品の販売数量見込み等に基づき、棚卸資産の評価損218百万円を売上原価として計上いたしました。
- (微生物事業)当連結会計年度における微生物事業は、期中に新型コロナウイルス感染症の感染拡大期が2度あったものの、同感染症の感染症法上の分類変更の影響により、街中の無料検査所の大半が閉鎖されるなど、抗原検査キットの需給動向に変化が見られ、販売数量が大きく減少いたしました。
- これは主に、微生物事業において、前述のとおり需給動向の変化により抗原検査キットの販売数量が大きく減少したものの、細胞加工事業において、インバウンド需要の回復による外国人患者の増加、及び国内患者による細胞治療需要の拡大により、主に幹細胞治療の加工受託件数が大きく増加したためであります。
つながる図鑑
出典と生成
関係会社と取扱商品は直近の有価証券報告書、数字は各年度の有価証券報告書のセグメント情報から機械で読んだ。要約は有価証券報告書の記述だけから書き、数字と評価を含めない。
