仕組み図鑑
稼働率と固定費
工場が半分しか動かないと、なぜ利益が大きく減る?
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工場の費用には2種類ある。材料のように作った分だけかかる費用と、建物・機械・人の給料のように作る量にかかわらずかかる固定費だ。稼働率は、作れる量のうち実際に作った量の割合をいう。
例えば、毎月100万円の固定費がかかる工場で1万個作れば、1個あたりの固定費は100円になる。半分の5千個しか作らなければ200円になる。売値が同じなら、稼働が落ちた分だけ1個あたりの利益が削られる。逆に稼働が上がると、売上の伸びより利益の伸びが大きくなる。
固定費をちょうど回収できる売上を損益分岐点という。固定費の重い会社ほど、損益分岐点を超えた後の利益の増え方が大きく、下回った時の減り方も大きい。
どんな会社で効くか
印刷では、共同印刷は印刷と加工の機械をどれだけ動かせるかが費用を左右し、サンメッセは製版から印刷・製本までの設備の稼働が費用を左右する。受託で電子機器を作るユー・エム・シー・エレクトロニクスは、中国・ベトナム・タイなどの工場をどれだけ安定して動かせるかが利益の出方を決める。
工場の外でも同じしくみが働く。フィットネスクラブを営むSDエンターテイメントは建物と設備を先に用意するため、通う人が増えるほど一人あたりの費用が薄まる。施設や部屋がどれだけ埋まるかも、稼働率の一つの形だ。
決算で出てくる言い方
「工場の稼働率」「操業度」という言葉で出てくる。「固定費の吸収」は、作る量が増えて1つあたりの固定費が薄まることを指す。設備を増やした直後は、減価償却などの固定費が先に増え、稼働が上がるにつれて薄まっていく。
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 会社図鑑共同印刷(7914)共同印刷は、何で稼いでいる?
- 会社図鑑ユー・エム・シー・エレクトロニクス(6615)工場の稼働が利益を決める、ユー・エム・シー・エレクトロニクスは?
- 会社図鑑SDエンターテイメント(4650)SDエンターテイメントは、何で稼いでいる?
- 仕組み図鑑機械の費用は、なぜ毎年に分けて出る?減価償却
ここへつながる図鑑
出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
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