技術図鑑
スマート農業
スマート農業は、何を機械に任せる?
1枚カード(画像)を開く →測って、決めて、動かす
農作業は、天気や土の具合を見て、いつ何をするかを経験と勘で決める部分が大きい。スマート農業は、その判断の材料を、センサーで測ったデータに置き換える。ハウスの中の温度・湿度・二酸化炭素の濃さ、畑の土の水分、ドローンや人工衛星から撮った畑の画像の色の違いから、作物の育ち具合を調べる。
動かす側では、衛星からの電波で自分の位置を知るトラクターが、決めた線に沿ってまっすぐ走る。ドローンは空から農薬や肥料をまく。育ちの悪い場所にだけ肥料を多くまく、といった場所ごとの調節もできる。
何が難しいか
畑は工場と違い、天気も土も作物も毎日変わり、同じ条件がそろわない。データから正しい判断を出すには、その土地・その作物ごとの記録を何年分も積み重ねる必要がある。
機械は、雨・泥・強い日差しの中で動くので、水や汚れに強い作りが要る。ドローンで空から薬をまく時は、少ない量でも作物に届くよう、まき方に合わせた薬剤が要る。
日本の会社が担う所
井関農機は、ICTやロボット技術を使って人手を大きく減らす農業機械に取り組んでいる。日産化学はドローンでの散布に合わせた製品を開発し、小倉クラッチの防水形のブレーキは農業ロボットに採用された。
データの側では、OATアグリオがいちごの生育をAIで診断するシステムを、オプティムがスマート農業のサービスを開発している。
有報に書いている会社
有価証券報告書の「研究開発活動」または「事業の内容」に、この技術を書いている上場会社の一部。会社名の下は有報の原文の一文。
- デンソー(6902)「2025年4月にはオランダの栽培コンサルティング企業Delphy Groep B.V.と、データ駆動型スマート農業の推進に向けた基本合意書を締結し、さらに同年10月には安定的な計画栽培システムの共同開発契約を正式に締結しました。」研究開発活動
- 九州電力(9508)「…・規制等の動向調査や電力取引のリスク管理への適用に関する研究・効率的で持続可能な農業の実現を目指したスマート農業に関する研究・蓄電池や電気運搬船を活用した港湾電化および海上パワーグリッド構想の実現に向けた研究・地域分散型デジタルインフラの構…」研究開発活動
- 安川電機(6506)「さらに、全国農業協同組合連合会においては、畜産・農業生産・流通販売の3分野を中心に、スマート農業の具体化に向けた取組みを継続しております。」研究開発活動
- 日産化学(4021)「スマート農業関連では、ドローン散布に適合した製品の開発・販売に取り組んでおります。」研究開発活動
- 井関農機(6310)「国内においては、ICTやロボット技術を活用した超省力化農業、経験や勘に依存しない誰もが取り組みやすい農業、データを駆使した戦略的な農業を可能とするスマート農業にも積極的に取り組んでいます。」研究開発活動
- 片倉コープアグリ(4031)「…境に配慮した肥料・施肥技術の試験研究5 産学官連携による基礎的研究にもとづく新技術・新商材の開発6 スマート農業や土壌分析に関わる新たな農業支援技術の開発 当連結会計年度における研究開発費の金額は202百万円であります。」研究開発活動
- 小倉クラッチ(6408)「…電動車用無励磁作動ブレーキの開発を進めており、新たに開発した防水形ブレーキは農業ロボットに採用され、スマート農業の拡がりと共に需要が見込まれる製品であります。」研究開発活動
- 丸山製作所(6316)「特に新市場開拓に向けた製品の展開、スマート農業技術の開発に力を入れた積極的な研究開発活動を行っております。」研究開発活動
- OATアグリオ(4979)「「施設園芸分野でのスマート農業の推進」については、栽培トータルソリューションサービス「アグリオいちごマスター」の生育診断システムを、AI技術の進展に伴ってアップデートし、生産者に生育状況をよりわかりやすく伝えることを可能にしました。」研究開発活動
- オプティム(3694)「(2) アグリテック事業栽培技術の研究開発、新規スマート農業サービスの研究開発、ハードウエアを用いた課題解決のための研究開発等を実施しております。」研究開発活動
- タカキタ(6325)「…品開発の主なものは、環境負荷低減及び有機農業に貢献できる自走マニアスプレッダや、主に水田市場に向けたスマート農業対応の小型整地作業機マルチグレーダ、畜産・酪農分野における給餌作業の省力化に寄与するカッティングフィーダ等であります。」研究開発活動
- ネポン(7985)「同戦略では、AI・IoT等を活用したスマート農業の普及と環境負荷低減に向けた脱炭素の推進が掲げられております。」研究開発活動
- ベルグアース(1383)「…の担い手の育成・確保や農地バンクを活用した農地の集積・集約化に加えて、農業の生産性の向上を図るため、スマート農業技術の開発及び活用、これに併せて行う農産物の新たな生産方式の導入に関する計画等スマート農業技術の活用促進、農業・食関連産業におけ…」事業の内容
- 宮入バルブ製作所(6495)「(3)その他 食品加工工場向けに分解洗浄可能なサニタリーバルブやスマート農業実践に向けて、散水ノズル類の品揃えを強化しております。」事業の内容
- ジェノバ(5570)「そこで、日本の農業技術にICT技術(スマート農業)を活用することで、省力・軽労化をさらに進めることができるとともに、新規就農者の確保や栽培技術力の継承等が期待されています。」事業の内容
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-23。編集方針
