会社図鑑
キッズウェル・バイオ(4584)
キッズウェル・バイオは、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上高は66億円。
1枚カード(画像)を開く →事業の分類
分類の根拠:キッズウェル・バイオ 有価証券報告書 事業の内容。確認日 2026-09-20。分類は提供物で分け、会計セグメントの分割ではない。
事業の中身
バイオシミラーの開発と、上市した後の原薬・製剤の供給を行う会社だ。バイオシミラーは、先行するバイオ医薬品と同じ品質・安全性・有効性を持つように作る後続の薬である。すべての工程を自社で持たず、大学などのアカデミア、開発・製造受託機関(CDMO)、製薬企業と組む「バーチャル型」の研究開発の体制を取る。上市した製品には、好中球を増やすフィルグラスチム、腎性貧血に使うダルベポエチンアルファ、黄斑変性症などの眼の疾患に使うラニビズマブ、がんの化学療法に伴う発熱性好中球減少を抑えるペグフィルグラスチムのバイオシミラーがある。
もう一つの事業が、子会社のエスカトルが進める細胞治療(再生医療)だ。抜けた乳歯の歯髄から取り出した幹細胞を使い、脳性麻痺や腸管神経節細胞僅少症を対象に研究開発を進める。大学の病院と共同で臨床の研究を行い、臨床の開発から先は原則としてパートナーの製薬企業が主に担う。
誰に売る
客は、上市したバイオシミラーの原薬や製剤を買うパートナーの製薬企業と、共同で開発して販売を担う製薬企業だ。細胞治療でも製薬企業と組む。
業績5年
2026年3月期の売上高は66億円、営業利益は−1億円、親会社株主に帰属する当期純利益は−4億円。
2022年3月期から2026年3月期までの3期で、売上高は313%増えた。
営業利益率の推移
売上高に対する営業利益の割合は、2026年3月期が-1.5%、2025年3月期が0%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率-1.5%は、図鑑にある「製薬」の会社77社の中で上から43番目。中央値は2.9%で、真ん中あたり。
従業員1人あたりの売上20,625万円は、上から1番目。中央値は3,267万円で、高い方。
売上の大きさは、77社の中で上から42番目。中央値は99億円。
比べた相手は、武田薬品・大塚HD・アステラス・第一三共・中外製薬・エーザイ・小野薬品・塩野義・協和キリン・住友ファーマ・ロート製薬・参天製薬・東和薬品・サワイグループ・ツムラ・日本新薬・杏林製薬・持田製薬・キッセイ薬品工業・ゼリア新薬工業・科研製薬・あすか製薬ホールディングス・扶桑薬品・富士製薬工業・ダイト・栄研化学・JCRファーマ・生化学工業・日本ケミファ・新日本科学・ネクセラファーマ・ジーエヌアイグループ・コーア商事ホールディングス・タウンズ・ペプチドリーム・トランスジェニックグループ・森下仁丹・ミズホメディー・わかもと製薬・リニカル・室町ケミカル・大幸薬品・コージンバイオ・ラクオリア創薬・セルソース・ステムセル研究所・ステムリム・リプロセル・シンバイオ製薬・免疫生物研究所・Heartseed・アンジェス・メディネット・オンコセラピー・サイエンス・PRISM BioLab・カルナバイオサイエンス・カイオム・デ・ウエスタン・ソレイジア・ファーマ・ステラファーマ・坪田ラボ・NANOホールディングス・サイフューズ・クオリプス・Veritas In Silico・メドレックス・ヘリオス・ペルセウスプロテオミクス・クリングルファーマ・レナサイエンス・オンコリス・リボミック・ブライトパス・バイオ・窪田製薬ホールディングス・ファンペップ・ノイルイミューン・バイオテック。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期は費用が売上高を上回り、営業利益がマイナスだった。100円売って102円の費用が出た計算になる。理由は頁末の注記と決算資料にある。
会社の大きさ
連結の従業員数は32人。本社は中央区日本橋本町3丁目8。決算期は3月。売上高を従業員数で割ると、1人あたり20,625万円になる。
何に左右される
上市した製品の受注の量が、原薬と製剤の供給の売上を決める。開発が節目に届くと一時金が入り、パートナーの販売の実績に応じてロイヤリティや利益の分配が入る。
開発と製造を外部の受託機関に委ねるので、その委託の費用が出る。細胞治療の研究開発には、バイオシミラーで生まれた収益を回す。先行品と同じ作用を持つ後続の薬が他社からも出ると、競合の環境が変わる。
この会社の技術
先行するバイオ医薬品と同じ品質になるよう、薬のもとを作らせる細胞株を用意し、原薬の製造の工程を組み立てる技術。細胞治療では、抜けた乳歯の歯髄から幹細胞を取り出し、低いストレスで大量に培養する製造の工程を持つ。
この会社を読む言葉
- バイオシミラー:先行するバイオ医薬品と同じ品質・安全性・有効性を持つように作る後続の薬
- 原薬:薬の効きめのもとになる成分。これを製剤にして薬の形になる
- CDMO:医薬品の開発と製造を請け負う会社
- マイルストン:開発が決められた節目に届いたときに払われるお金
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-09-19)。 セグメント表なし(単一セグメント)。 東証33業種:医薬品。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-19。編集方針
