会社図鑑
日立製作所(6501)
日立は、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上収益は11兆円。平均年収は995万円(単体・電気機器210社の中で13位)。上場会社(証券コード 6501)。 英文社名は「Hitachi, Ltd.」。
2026年3月期・有価証券報告書(2026-06-22 提出)の数字(EDINET)
- 証券コード
- 6501
- 業種(東証33業種)
- 電気機器
- 決算日
- 3月末日
- 本社
- 東京都千代田区丸の内一丁目6番 東京都の上場企業一覧
- 従業員
- 連結 287,901人・単体 25,934人
- 平均年収
- 995万円(単体・平均年齢 42.2歳・平均勤続 18.1年)電気機器の210社の中で13位・業種の中央値 706万円 電気機器の年収ランキング自分の年収と比べる
- 主な事業
- コネクティブインダストリーズ 30.4%・エナジー 30%・デジタルシステム&サービス 27.4%・モビリティ 12.3%
- 主な製品・ブランド
- エレベーター・エスカレーター・空調・産業機器・計測分析システム・水・環境ソリューション・パワーグリッド・原子力・エネルギーソリューション・システムインテグレーション
年収と従業員の推移(2022年3月期〜2026年3月期)
| 年度 | 平均年収(単体) | 従業員(連結) |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 897万円 | 368,247人 |
| 2023年3月期 | 916万円 | 322,525人 |
| 2024年3月期 | 936万円 | 268,655人 |
| 2025年3月期 | 961万円 | 282,743人 |
| 2026年3月期 | 995万円 | 287,901人 |
事業の分類
- 事業
- システムインテグレーションシステム開発ITプロダクツコンピューターパワーグリッド・原子力発電機器産業用電機鉄道システム鉄道車両家電・空調家電計測分析システム半導体製造装置/医療機器
- 東証業種
- 電気機器
分類の根拠:日立製作所 有価証券報告書 2026年3月期 事業の内容。確認日 。分類は提供物で分け、会計セグメントの分割ではない。
事業の中身
送電や変電の設備、鉄道の車両と信号、産業機械やエレベーターと、それらを動かすソフトとデータの分析を組み合わせて売る。家電やテレビ、化学や金属など多くの事業を売却し、社会インフラとデジタルに集中した。
海外の送電設備の会社や鉄道の会社を買収した結果、売上の多くを海外で出している。
デジタルシステム&サービス27%
この事業はシステムインテグレーションやクラウドサービス、コンサルティングサービスなどのデジタルソリューションを提供する。ストレージやサーバーなどのITプロダクツ、ソフトウェア、ATMも手がける。社会BUと金融BUはデジタルサービスBUに再編された。
- システムインテグレーション
- クラウドサービス
- ストレージ
- サーバ
- ソフトウェア
- ATM
主な会社
| 会社 | 出資 |
|---|---|
| 日立チャネルソリューションズ㈱ | 100% |
| ㈱日立情報通信エンジニアリング | 100% |
| ㈱日立ソリューションズ | 100% |
| ㈱日立システムズ | 100% |
| 日立ヴァンタラ㈱ | 100% |
| GlobalLogic Worldwide Holdings, Inc. | 100% |
ほか6社。出資は日立が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 25,987億円 | — |
| 2025年3月期 | 28,326億円 | 3,974億円 |
| 2026年3月期 | 29,401億円 | 4,501億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
2026年3月期の動き
- デジタルシステム&サービスセグメントでファイルストレージ事業ののれんの減損損失を計上し、減損損失は前年度に比べて593億円増加し1,515億円となった
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
エナジー30%送電・変電の設備、発電設備、電力網の制御。世界で電力網の投資が増えている。
この事業はパワーグリッドや原子力など、エネルギー分野のソリューションを提供する。
- パワーグリッド
- 原子力
- エネルギーソリューション
主な会社
| 会社 | 出資 |
|---|---|
| 日立GEベルノバニュークリアエナジー㈱ | 80% |
| ㈱日立プラントコンストラクション | 100% |
| Hitachi Energy Ltd | 100% |
出資は日立が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 26,270億円 | — |
| 2026年3月期 | 32,200億円 | 4,160億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
2026年3月期の動き
- エナジーセグメントはパワーグリッド事業における大型プロジェクト等の好調な推移により増収増益となった
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
モビリティ12%鉄道の車両・信号・保守。英国など海外を含む。
この事業は鉄道システムを手がける。日立のLumada事業の中核を成すソリューションのひとつであり、モビリティやエネルギー、インダストリーなどの業界に向けて提供されている。
- 鉄道システム
- Lumada
主な会社
| 会社 | 出資 |
|---|---|
| Hitachi Rail Ltd. | 100% |
出資は日立が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 11,996億円 | — |
| 2022年3月期 | 14,258億円 | 21億円 |
| 2025年3月期 | 11,714億円 | — |
| 2026年3月期 | 13,216億円 | 1,081億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
コネクティブインダストリーズ30%産業機械、エレベーター、計測・分析機器、水処理、鉄道車両の機器。
この事業はエレベーターやエスカレーターなどのビルシステム、家電や空調などの生活・エコシステムを手がける。産業機器・ソリューション、半導体製造装置や医用分析装置を含む計測分析システム、産業・流通ソリューション、水・環境ソリューションも扱う。アーバンシステムBUなどはインダストリアルソリューションBUなどに再編された。
- エレベーター
- エスカレーター
- 空調
- 産業機器
- 計測分析システム
- 水・環境ソリューション
主な会社
| 会社 | 出資 |
|---|---|
| ㈱日立ビルシステム | 100% |
| 日立グローバルライフソリューションズ㈱ | 100% |
| ㈱日立ハイテク | 100% |
| ㈱日立産機システム | 100% |
| ㈱日立インダストリアルプロダクツ | 100% |
| ㈱日立産業制御ソリューションズ | 100% |
ほか7社。出資は日立が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 27,529億円 | — |
| 2023年3月期 | 29,753億円 | 3,122億円 |
| 2024年3月期 | 30,580億円 | 3,207億円 |
| 2025年3月期 | 31,632億円 | 3,621億円 |
| 2026年3月期 | 32,628億円 | 3,674億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
2026年3月期の動き
- コネクティブインダストリーズセグメントは中国における新設昇降機の需要減少等に伴うビルシステム事業の減収により減収となったが、計測分析システム事業の増収でAdjusted EBITAは増益となった
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
誰に売る
客は電力会社、鉄道会社、工場やビルを持つ会社、そしてシステムを必要とする会社と官公庁だ。日本と北米と欧州が大きい。
業績5年
2026年3月期の売上収益は11兆円、営業利益は1.2兆円、当期利益:親会社の所有者に帰属は8,024億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上収益は3%増えた。
営業利益率の推移
売上収益に対する営業利益の割合は、2026年3月期が11.3%、2025年3月期が9.9%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率11.3%は、図鑑にある「電機・エンタメ」の会社69社の中で上から11番目。中央値は7.7%で、高い方。
売上の伸び+3%は、上から54番目。中央値は+26%で、低い方。
従業員1人あたりの売上3,677万円は、上から33番目。中央値は3,552万円で、真ん中あたり。
売上の大きさは、69社の中で上から2番目。中央値は851億円。
利益率は、各社が開示している利益(営業利益・経常利益・税引前利益など)を売上で割って計算している。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期の売上収益を100円とすると、費用に89円が出ていき、営業利益として11円が残る。そこから税金や利子などを払った後の当期利益:親会社の所有者に帰属が8円。
会社の大きさ
連結の従業員数は287,901人。本社は千代田区丸の内一丁目6番。決算期は3月。売上収益を従業員数で割ると、1人あたり3,677万円になる。
何に左右される
世界の電力網への投資が最も大きい。再生可能エネルギーと電化で送電設備の需要が増えている。会社のIT投資は景気で動く。
海外の売上が多いので為替が効き、大型設備は客が借入で買うので金利も効く。買収した海外の会社が利益に貢献するまでには時間がかかる。
最近の出来事
- 2026-10-21 日立、GPU冷却用コールドプレートを開発
この会社の技術
送電の変換装置と、機械から集めたデータで故障を予測するソフト。
この会社を読む言葉
- 社会インフラ:電力・鉄道・水道など、社会を支える設備
- 受注残:契約済みでまだ売上になっていない仕事の合計。先の売上の目安
- デジタル:機械のデータを集めて分析し、運用や保守に生かすこと
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 業界図鑑電機大手は、今なにで稼いでいる?電機・エンタメ
- 技術図鑑送電網は、どうやって電気を届けている?送電網
- 業界図鑑鉄道は、何で稼いでいる?鉄道
- 業界図鑑電力会社は、何で稼いでいる?電力・エネルギー
- ニュース図鑑日立、GPU冷却用コールドプレートを開発日立、GPU冷却用コールドプレートを開発
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-09-14)。 営業利益は売上総利益と販売費及び一般管理費から算出。 セグメントは事業別の売上収益、2026年3月期の値。 東証33業種:電気機器。
数字は EDINET の有価証券報告書から(出荷前に照合) この頁はデータから作った。更新日 2026-10-27。編集方針
この図を使う
この頁の図と1枚カードは、出典として「図解経済」とこの頁へのリンクを示せば、記事・資料・SNS で自由に使える(CC BY 4.0・使い方の決まり)。
