会社図鑑
関西電力(9503)
関西電力は、何で稼いでいる? 2026年3月期の売上高は4.1兆円。平均年収は939万円(単体・電気・ガス業25社の中で5位)。上場会社(証券コード 9503)。 英文社名は「The Kansai Electric Power Company, Incorporated」。
2026年3月期・有価証券報告書(2026-06-24 提出)の数字(EDINET)
- 証券コード
- 9503
- 業種(東証33業種)
- 電気・ガス業
- 決算日
- 3月31日
- 本社
- 大阪府大阪市北区中之島3丁目6 大阪府の上場企業一覧
- 従業員
- 連結 32,482人・単体 8,336人
- 平均年収
- 939万円(単体・平均年齢 42.4歳・平均勤続 19.4年)電気・ガス業の25社の中で5位・業種の中央値 828万円 電気・ガス業の年収ランキング自分の年収と比べる
- 主な事業
- エネルギー事業 68.4%・送配電事業 20.9%・情報通信事業 6.3%・生活・ビジネスソリューション事業 4.4%
- 主な製品・ブランド
- 蓄電池運用受託・再生可能エネルギー・電力市場取引・一般送配電・系統運用・設備工事・設備保全工事・情報通信機器再生・電気・環境関連工事・データセンター
年収と従業員の推移(2022年3月期〜2026年3月期)
| 年度 | 平均年収(単体) | 従業員(連結) |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 821万円 | 31,963人 |
| 2023年3月期 | 856万円 | 31,628人 |
| 2024年3月期 | 831万円 | 31,437人 |
| 2025年3月期 | 973万円 | 31,428人 |
| 2026年3月期 | 939万円 | 32,482人 |
事業の分類
分類の根拠:関西電力 有価証券報告書 2026年3月期 事業の内容。確認日 2026-09-14。分類は提供物で分け、会計セグメントの分割ではない。
事業の中身
発電所で電気を作り、送電線で送り、家庭と会社に売る。電気料金が収入の本体だ。原子力発電所の割合が高く、稼働している時は燃料代の影響が他の電力会社より小さい。
都市ガスと光回線も売り、電気とセットにしている。
エネルギー事業68%発電(原子力・火力・水力)と電気の小売、都市ガス。
この事業はエネルギー関連のサービスを扱う。子会社のE-Flow(同)が、需要側の分散型リソースを活用した市場取引や系統用蓄電池の運用受託、再生可能エネルギーのアグリゲーションを手がけている。
- 蓄電池運用受託
- 再生可能エネルギー
- 電力市場取引
主な会社
| 会社 | 何をしている会社か | 出資 |
|---|---|---|
| E-Flow(同) | デマンドサイドのリソースを活用した市場取引事業、系統蓄電池の運用受託事業、再生可能エネルギーのアグリゲーション事業 | 100% |
出資は関西電力が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 23,779億円 |
| 2023年3月期 | 34,621億円 |
| 2024年3月期 | 35,392億円 |
| 2025年3月期 | 37,741億円 |
| 2026年3月期 | 34,668億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
2026年3月期の動き
- エネルギー事業は販売電力料収入の減少等により、売上高が前期比8.1%減の3,466,805百万円、セグメント利益は前期比8.3%減の377,368百万円となった
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
送配電事業21%送電線・変電所・配電線の運用。別会社が担う。
この事業は一般送配電事業を担う。子会社の関西電力送配電㈱が、送電・変電・配電設備の計画や工事、電力系統の運用を通じて、中立・公平な立場で電気をお客さまに届けている。
- 一般送配電
- 系統運用
- 設備工事
主な会社
| 会社 | 何をしている会社か | 出資 |
|---|---|---|
| 関西電力送配電㈱1 | 一般送配電事業 | 100% |
出資は関西電力が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 9,978億円 |
| 2023年3月期 | 11,384億円 |
| 2024年3月期 | 10,163億円 |
| 2025年3月期 | 10,976億円 |
| 2026年3月期 | 10,578億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
2026年3月期の動き
- 送配電事業は需給調整取引に伴う費用の減少等により、セグメント利益は前期比13.0%増の63,073百万円となった
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
情報通信事業6%光回線とデータセンター。
この事業は情報通信関連のサービスを扱う。子会社のかんでんエンジニアリング㈱が電力流通・電気・情報通信設備の保全や工事を、ポンデテック㈱が情報通信機器の買取や再生パソコンの販売を、きんでん㈱が電気・情報通信・環境関連工事を手がけている。あわせて、ハイパースケールデータセンターに関する事業もこの区分に含まれている。
- 設備保全工事
- 情報通信機器再生
- 電気・環境関連工事
- データセンター
主な会社
| 会社 | 何をしている会社か | 出資 |
|---|---|---|
| ㈱かんでんエンジニアリング | 電力流通・電気・情報通信設備の保全、工事 | 100% |
| ㈱ポンデテック | 情報通信機器の買取、パソコンの再生、再生パソコンの販売、障がい者雇用支援 | 100% |
| ㈱きんでん2 | 電気・情報通信・環境関連工事 | 37.1% |
出資は関西電力が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 2,794億円 |
| 2023年3月期 | 2,917億円 |
| 2024年3月期 | 3,014億円 |
| 2025年3月期 | 3,126億円 |
| 2026年3月期 | 3,187億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
生活・ビジネスソリューション事業4%不動産、省エネのサービス、家庭向けサービス。
この事業は生活とビジネスに関わるサービスを扱う。不動産の賃貸・分譲・管理やレジャーなどの総合不動産事業に加え、コールセンター運営やメディカル・ヘルスケア関連のサービスを提供している。
- 不動産賃貸
- 不動産分譲
- レジャー
- コールセンター運営
- メディカル・ヘルスケア
数字の推移
| 年度 | 収益 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 1,925億円 |
| 2023年3月期 | 1,907億円 |
| 2024年3月期 | 1,950億円 |
| 2025年3月期 | 2,214億円 |
| 2026年3月期 | 2,233億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
誰に売る
客は関西の家庭と、工場やビルを持つ会社だ。余った電気は市場で他の電力会社に売る。
業績5年
2026年3月期の売上高は4.1兆円、営業利益は4,376億円、親会社株主に帰属する当期純利益は3,801億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、売上高は42%増えた。
営業利益率の推移
売上高に対する営業利益の割合は、2026年3月期が10.8%、2025年3月期が10.8%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率10.8%は、図鑑にある「電力・エネルギー」の会社72社の中で上から13番目。中央値は6.4%で、高い方。
売上の伸び+42%は、上から11番目。中央値は+24%で、高い方。
従業員1人あたりの売上12,489万円は、上から29番目。中央値は10,774万円で、真ん中あたり。
売上の大きさは、72社の中で上から4番目。中央値は1,001億円。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期の売上高を100円とすると、費用に89円が出ていき、営業利益として11円が残る。そこから税金や利子などを払った後の親会社株主に帰属する当期純利益が9円。
会社の大きさ
連結の従業員数は32,482人。本社は大阪市北区中之島3丁目6。決算期は3月。売上高を従業員数で割ると、1人あたり12,489万円になる。
何に左右される
燃料の値段が最も大きい。天然ガスや石炭や原油が上がると発電のコストが上がり、料金には数か月遅れて反映される。原子力が止まると燃料で発電する分が増え、コストが跳ね上がる。
料金の値上げは認可が要り、自由に上げられない。送電網と発電所への投資は減価償却として長く費用に残る。
この会社の技術
需要と供給を毎秒合わせて周波数を保つ運用と、原子力発電所の安全と点検の技術。
この会社を読む言葉
- 燃料費調整:燃料の値段の変動を、数か月遅れて電気料金に反映する仕組み
- 原子力発電:ウランの核分裂の熱で発電する方法。燃料代が小さい
- 送配電:発電所から家庭や会社まで電気を届けること
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 業界図鑑電力とエネルギーの会社は、何で稼いでいる?電力・エネルギー
- 仕組み図鑑電気代は、何で決まる?電気代の中身
- 技術図鑑送電網は、どうやって電気を届けている?送電網
- 指標図鑑原油の値段は、今いくら?原油価格
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-09-14)。 セグメントは事業別の売上高、2026年3月期の値。 東証33業種:電気・ガス業。
数字は EDINET の有価証券報告書から(出荷前に照合) この頁はデータから作った。更新日 2026-10-27。編集方針
この図を使う
この頁の図と1枚カードは、出典として「図解経済」とこの頁へのリンクを示せば、記事・資料・SNS で自由に使える(CC BY 4.0・使い方の決まり)。
