会社図鑑
クリングルファーマ(4884)
クリングルファーマは、何で稼いでいる? 2025年9月期の売上高は1億円。
1枚カード(画像)を開く →事業の分類
- 事業
- 医薬品開発事業創薬研究
- 東証業種
- 医薬品
分類の根拠:クリングルファーマ 有価証券報告書 2025年9月期 事業の内容。確認日 2026-09-20。分類は提供物で分け、会計セグメントの分割ではない。
事業の中身
難病、つまり患者の数が少なく、原因がはっきりせず、治療法が定まっていない病気に向けた薬を開発する、大学発のバイオベンチャーだ。区分は一つで、医薬品開発の事業を営む。
扱う素材は、大学で発見されたHGFという、細胞を増やしたり守ったりする働きを持つタンパク質だ。これを遺伝子の技術で作り、薬として使えるようにした。開発を進めているのは、脊髄を傷めた直後の時期、筋萎縮性側索硬化症、声帯にできた傷、急性の腎障害などである。多くの創薬ベンチャーは早い段階で権利を製薬会社に渡すが、この会社は自分で承認を取って世に出すことを基本の方針にしている。原薬と製剤の製造は、ノウハウを自社で持ったまま受託の会社に任せる。売る場面では、救急の領域に営業の網を持つ製薬会社と、医薬品の卸の会社と組む。収入の種類は、契約したときの一時金、開発の節目で受け取るマイルストーン、売れた分に応じたロイヤリティ、そして製品の販売と原薬の供給だ。
誰に売る
客は、難病を治療する医師とその患者だ。売る場面では提携する製薬会社と医薬品の卸が間に入る。海外の会社に原薬を供給する形もあり、その相手も客になる。
業績5年
2025年9月期の売上高は1億円、営業利益は−9億円、当期純利益は−9億円。
2021年9月期から2025年9月期までの5期で、売上高は67%減った。
営業利益率の推移
売上高に対する営業利益の割合は、2025年9月期が-900%、2024年9月期が-800%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率-900.0%は、図鑑にある「製薬」の会社77社の中で上から69番目。中央値は2.9%で、低い方。
売上の伸び−67%は、上から59番目。中央値は+22%で、低い方。
従業員1人あたりの売上588万円は、上から66番目。中央値は3,267万円で、低い方。
売上の大きさは、77社の中で上から66番目。中央値は99億円。
比べた相手は、武田薬品・大塚HD・アステラス・第一三共・中外製薬・エーザイ・小野薬品・塩野義・協和キリン・住友ファーマ・ロート製薬・参天製薬・東和薬品・サワイグループ・ツムラ・日本新薬・杏林製薬・持田製薬・キッセイ薬品工業・ゼリア新薬工業・科研製薬・あすか製薬ホールディングス・扶桑薬品・富士製薬工業・ダイト・栄研化学・JCRファーマ・生化学工業・日本ケミファ・新日本科学・ネクセラファーマ・ジーエヌアイグループ・コーア商事ホールディングス・タウンズ・ペプチドリーム・トランスジェニックグループ・森下仁丹・ミズホメディー・わかもと製薬・リニカル・室町ケミカル・キッズウェル・バイオ・大幸薬品・コージンバイオ・ラクオリア創薬・セルソース・ステムセル研究所・ステムリム・リプロセル・シンバイオ製薬・免疫生物研究所・Heartseed・アンジェス・メディネット・オンコセラピー・サイエンス・PRISM BioLab・カルナバイオサイエンス・カイオム・デ・ウエスタン・ソレイジア・ファーマ・ステラファーマ・坪田ラボ・NANOホールディングス・サイフューズ・クオリプス・Veritas In Silico・メドレックス・ヘリオス・ペルセウスプロテオミクス・レナサイエンス・オンコリス・リボミック・ブライトパス・バイオ・窪田製薬ホールディングス・ファンペップ・ノイルイミューン・バイオテック。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2025年9月期は費用が売上高を上回り、営業利益がマイナスだった。100円売って1000円の費用が出た計算になる。理由は頁末の注記と決算資料にある。
会社の大きさ
連結の従業員数は17人。本社は大阪市北区中之島四丁目3。決算期は9月。売上高を従業員数で割ると、1人あたり588万円になる。
何に左右される
臨床試験で効き目と安全性を示せるか、そして国の審査を通って承認を取れるかが、事業の進み方を決める。開発の段階では試験と製造の委託に費用がかかるので、助成金や補助金といった公的な資金をどれだけ使えるかが自社の負担を変える。
希少な病気を対象にすると、開発費の助成や優先の審査といった制度を使える。収入は一時金、節目の収入、ロイヤリティ、製品の販売と原薬の供給に分かれる。
この会社の技術
体の中には、細胞に「増えよ」「生き延びよ」と伝える増殖因子というタンパク質がある。HGFもその一つで、細胞の表面にある受け口にはまると、その合図が細胞の中に伝わる。傷んだ組織ではHGFが増えて修復が進むことが分かってきた。そこで、同じタンパク質を遺伝子の技術で作って外から補い、細胞を守り、硬くなった組織が固まるのを抑えようという発想だ。作るには生きた細胞に作らせる必要があり、化学で作る薬より工程が複雑になる。
この会社を読む言葉
- バイオベンチャー:大学などの研究をもとに、薬や技術を事業にする若い会社
- 増殖因子:細胞に増えるよう合図を送るタンパク質
- 原薬:薬の効き目のもとになる物質そのもの。これを加工して製剤にする
- 希少疾病用医薬品:患者の少ない病気の薬として国が指定し、開発を後押しする仕組み
- 臨床試験:人に使って、効き目と安全性を調べる試験
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 業界図鑑製薬の会社は、何で稼いでいる?製薬
- 会社図鑑ステムリム(4599)同じ大学発のステムリムは?
- 会社図鑑デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)権利を渡す形のデ・ウエスタンは?
- 仕組み図鑑薬の値段は、どう決まる?薬の値段
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-09-19)。 連結財務諸表が無いので提出会社の値。 営業利益の開示が無い期は経常利益の値。 セグメント表なし(単一セグメント)。 東証33業種:医薬品。
数値は照合前(試作データ) この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-19。編集方針
