技術図鑑
音声認識
音声認識は、どうやって声を文字にする?
1枚カード(画像)を開く →音の形と、言葉の自然さ
マイクが拾った声は、空気の振動の波だ。音声認識はまず、この波を100分の1秒ほどずつ短く区切り、区切りごとに、どの高さの音がどれだけ強く含まれているかを数字の並びにする。これが声の特徴になる。
次に、特徴の並びが「あ」「か」などのどの音に近いかを確率で見積もる(音響モデル)。ただし音だけでは、似た音や同じ読みの言葉を区別できない。そこで、たくさんの文章から学んだ「言葉として自然な並び」の知識(言語モデル)と合わせて、最もありそうな文を選ぶ。深層学習を使って、音から文字までを一つのモデルでまとめて変換する方式もある。
どこに使い、何が難しいか
会議や放送の文字起こし、コールセンターでの会話の記録と要約、手がふさがった作業中の音声操作などに使う。
難しいのは、周りの雑音、複数の人が同時に話す場面、話し方や方言の違い、そして専門用語だ。日本語は同じ読みの言葉が多いので、前後の文脈から正しい漢字を選ぶ必要がある。そのため、雑音を減らす音の処理や、分野ごとの用語を覚えさせる工夫で精度を上げる。
日本の会社が担う所
アドバンスト・メディアはAI音声認識の研究開発を行い、PKSHA Technologyは自然言語処理や画像認識と並べて音声認識の技術を研究している。エーアイは音声合成と音声認識の技術を開発している。
使い道の側では、コラボスがコールセンター向けにリアルタイムの音声認識システムを提供し、KDDIは音声認識AIと対話しながら作業手順を手を使わずに確かめる機能を検証している。
有報に書いている会社
有価証券報告書の「研究開発活動」または「事業の内容」に、この技術を書いている上場会社の一部。会社名の下は有報の原文の一文。
- KDDI(9433)「また、音声認識AIと対話しながら調理などの作業手順をハンズフリーで確認できる作業支援機能の検証も併せて実施しています。」研究開発活動
- テレビ朝日ホールディングス(9409)「…ントロールシステムの開発・MediaOverIPを活用したシステム開発及び検証 等(3)AIや映像・音声認識技術を活用したコンテンツ制作技術の開発・AIによる自律会話を搭載したデジタルヒューマンやロボットの開発・AIと画像認識技術を組み合わ…」研究開発活動
- 内田洋行(8057)「無音検知やノイズ除去といった音声処理と、音声認識技術による発話内容の高精度なテキスト化を目指しています。」研究開発活動
- 朝日放送グループホールディングス(9405)「(システム名:SE探偵)○高精度音声認識AIを活用した文字起こしソフトを開発、2025年度は日本語の認識率をさらに改善し編集業務における負担軽減に貢献しています。」研究開発活動
- 北陸電気工事(1930)「…するTBM-KY(ツールボックスミーティング・危険予知)において、作業員が提起する危険予知ポイントを音声認識により取得し、その内容をAIを活用したシステムで分析する仕組みの開発を進めている。」研究開発活動
- 日本アビオニクス(6946)「当社では2020年度よりユーザー・インターフェース(UI)に関する調査研究を推進しており、2024年度からは視線誘導UI及び音声認識UIの調査研究に着手しております。」研究開発活動
- エヌアイデイ(2349)「また音声認識技術と組み合わせた活用についても技術的観点から検討を進め、今後の実用化に向けた課題整理を行いました。」研究開発活動
- PKSHA Technology(3993)「6 【研究開発活動】当社グループは、「未来のソフトウエアを形にする」ことを目指し、自然言語処理、音声認識、画像認識、機械学習/深層学習等の技術を用いた新たなアルゴリズム及びソフトウエアの研究開発に取り組んでおります。」研究開発活動
- アドバンスト・メディア(3773)「…げ、人がコンピュータやAIに自然に意思を伝えられる「ソフトコミュニケーションの時代」を拓くべく、AI音声認識および有用な最先端技術について研究開発活動を行っております。」研究開発活動
- ネクストジェン(3842)「(1)AI・音声認識に関する研究開発 各社音声認識エンジンの技術調査を通じた最適なエンジンの選別と、それらを活用した革新的な製品創出のための研究開発。」研究開発活動
- Hiクラテス(4172)「2025年9月期においては、日立製作所と協創によりAI音声認識技術と連携、歯科医が手袋を外さずに音声でカルテ入力ができるAI・音声電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit AI-Voice」を進化させるべく、最新OS「Win…」研究開発活動
- エーアイ(4388)「当連結会計年度においては、音声合成技術の開発、音声認識技術の開発、「音のAI検査」技術の開発、Visionary Cloudの開発等を実施いたしました。」研究開発活動
- Hmcomm(265A)「(1)音声認識・解析技術の高度化に関する研究開発 AIによる自動応答サービス等の精度向上を目的として、音声認識、自然言語処理および生成AIを活用したアルゴリズムの研究開発を行っております。」研究開発活動
- ソフトフロントホールディングス(2321)「1 LLM技術を応用した音声認識技術の研究 音声コミュニケーションのデジタル化/自動化を進める上で、優れた精度の音声認識処理の実現が、業界全体の課題になっています。」研究開発活動
- テクノマセマティカル(3787)「….2ch AAC(注35)デコーダの開発に成功しているほか、風雑音低減ソフトウェアの低遅延版の開発や音声認識率向上に役立つズームボイスの性能向上に成功しており、ハンズフリーソフトウェアやズームボイスによる音声認識率向上を実感できるデモシステ…」研究開発活動
- ビーウィズ(9216)「例えば、PBXや通話録音システムなどの電話応対の基幹となるシステムや音声認識システム(音声のテキスト化)や音声合成システム(テキストの音声化)、顧客管理システム、FAQシステム等が挙げられます。」事業の内容
- SANEI(6230)「さらに、スマートフォンのようなタッチパネル式水栓や、音声認識による吐水・止水操作システムなどの製品化にも取り組んでおります。」事業の内容
- テクノロジーズ(5248)「・子供向けAI音声認識小型教材ロボの開発子供向けの教材用小型ロボに当社グループのAI技術(音声認識技術)を組み込むことにより、子供が話しかけた内容をロボが音声認識し、様々な教科の問題をクイズ形式で出題し、子供が学習するエンターテイメント要素…」事業の内容
- ノバシステム(5257)「イ.アイウェルコ 顔検知機能及び音声認識機能を主機能として備えた受付業務支援システムを提供しております。」事業の内容
- HEROZ(4382)「当連結会計年度においては、操作性・音声認識スピード・生成要約精度を大幅に向上させる大型アップデート(最短5秒単位での音声認識・約5秒での高速要約生成等)の実施や、要約結果のCRM自動連携機能の追加等を通じて、コンタクトセンターでの後処理時間…」事業の内容
- ニューラルグループ(4056)「また、当社の保有する画像解析・エッジAI技術と、ソニー株式会社が保有する音声認識技術を組み合わせており、同様の機能を有するサービスの開発・提供を目指す場合、画像・音声・エッジコンピューティングなどの複数の領域における高い技術力が必要となるた…」事業の内容
- コラボス(3908)「…、オプションとしては、通話録音システム「Packet Folder」やAI技術を搭載したリアルタイム音声認識(※5)システム「AmiVoice Communication Suite provided by コラボス」の提供も行っており、通…」事業の内容
- モビルス(4370)「音声認識技術を活用し、企業内ナレッジを元にした回答案の生成、応対内容の要約、意図抽出といった機能を提供しています。」事業の内容
- ジーネクスト(4179)「その他、商品等・自社データベース連携、FAQ(ナレッジ)、スマートフォン対応、販売店検索機能、CTI連携(※9)音声認識などのオプション機能も充実しております。」事業の内容
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-23。編集方針
