会社図鑑 · 非上場
日本政策金融公庫(非上場)
日本政策金融公庫は、何で稼いでいる? 2026年3月期の経常収益は6,246億円。平均年収は920万円(単体)。非上場(社債などのため有価証券報告書を出している会社)。
2026年3月期・有価証券報告書(2026-06-24 提出)の数字(EDINET)
- 上場区分
- 非上場(社債などのため有価証券報告書を出している会社・EDINET コード E23582)
- 業種(東証33業種)
- その他金融業
- 決算日
- 3月31日
- 本社
- 東京都千代田区大手町1丁目9番 東京都の会社一覧
- 従業員
- 単体 7,368人
- 平均年収
- 920万円(単体・平均年齢 42.4歳・平均勤続 19.4年)自分の年収と比べる
- 主な事業
- 信用保険等業務 46%・国民一般向け業務 24.9%・中小企業者向け融資・証券化支援保証業務 16%・農林水産業者向け業務 10.8%
- 主な製品・ブランド
- 中小企業信用保険・信用保証協会向け貸付・事業資金貸付・教育資金貸付・生活衛生関係営業資金・恩給担保貸付・長期融資・証券化支援保証・農林漁業向け貸付・食品製造向け貸付
年収と従業員の推移(2022年3月期〜2026年3月期)
| 年度 | 平均年収(単体) | 従業員(連結) |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | — | 7,299人 |
| 2023年3月期 | — | 7,288人 |
| 2024年3月期 | — | 7,299人 |
| 2025年3月期 | — | 7,299人 |
| 2026年3月期 | — | 7,368人 |
事業の分類
- 事業
- 国民一般向け業務貸金農林水産業者向け業務貸金中小企業者向け融資貸金証券化支援保証保証中小企業者向け証券化支援買取貸金信用保険等業務損害保険危機対応円滑化業務貸金特定事業等促進円滑化業務貸金
- 関連する産業
- 農業/水産
- 東証業種
- その他金融業
分類の根拠:日本政策金融公庫 有価証券報告書 2026年3月期 事業の内容。確認日 2026-10-12。分類は提供物で分け、会計セグメントの分割ではない。
事業の中身
法律に基づいて設立された金融機関で、国が株式をすべて持つ。一般の金融機関の金融を補う政策金融を担い、国民生活事業、農林水産事業、中小企業事業を営む。国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫などの業務を引き継いで生まれた。
国民生活事業は小規模な事業者への小口の事業資金や教育資金を、農林水産事業は農林漁業者と食品の会社への長期の資金を貸す。中小企業事業は中小企業への貸付けのほか、信用保証協会の保証に保険をかける信用保険や、民間の貸付けの証券化の支援を行う。大きな災害や金融の混乱などの危機には、国が指定した金融機関に資金を貸し、利子を補う。資金は国の財政融資資金や債券、政府の出資で集め、利益が出た時は国に納める。
国民一般向け業務25%小規模な事業者への小口の事業資金と教育資金の貸付
この業務は国民生活事業として、小口の事業資金や教育資金の貸付けを行う。生活衛生関係営業の資金の貸付けや、恩給等を担保とする小口貸付けも扱っている。
- 事業資金貸付
- 教育資金貸付
- 生活衛生関係営業資金
- 恩給担保貸付
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 1,431億円 | — |
| 2026年3月期 | 1,556億円 | -2,003億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
農林水産業者向け業務11%農林漁業者と食品の会社への長期の貸付
この業務は農林水産事業として、農林漁業者や食品の製造等を営む者に、長期かつ低利の資金を貸し付ける。一般の金融機関が行う金融を補完することを旨としている。
- 農林漁業向け貸付
- 食品製造向け貸付
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 526億円 | — |
| 2026年3月期 | 674億円 | -22億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
中小企業者向け融資・証券化支援保証業務16%中小企業への貸付と社債の取得、証券化の保証
この業務は中小企業事業として、民間金融機関を補完して中小企業に長期資金を安定的に供給する。融資と証券化支援保証を扱う。
- 長期融資
- 証券化支援保証
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 903億円 | — |
| 2026年3月期 | 998億円 | 34億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
中小企業者向け証券化支援買取業務0%民間の中小企業向けの貸付を買い取って証券化する
この業務は証券化の手法を使い、民間金融機関等による中小企業・小規模事業者への無担保資金の供給を促す。中小企業・小規模事業者向け貸付債権の証券化市場を育てることも目的としている。
- 証券化支援買取
- 貸付債権
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 6億円 | — |
| 2026年3月期 | 7億円 | 2億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
信用保険等業務46%信用保証協会の保証にかける保険と、協会への貸付
この業務は信用保証協会が中小企業の借入れや社債の債務を保証した場合に、その保証を保険で引き受ける中小企業信用保険を扱う。信用保証協会に対し、保証債務を増やすための長期資金や、保証の履行を円滑にするための短期資金を貸し付ける業務もある。
- 中小企業信用保険
- 信用保証協会向け貸付
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 3,312億円 | — |
| 2026年3月期 | 2,872億円 | -860億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
危機対応円滑化業務2%危機の時の指定金融機関への貸付と利子の補給
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 109億円 | — |
| 2026年3月期 | 131億円 | -77億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
特定事業等促進円滑化業務0%国が認定した事業に貸す指定金融機関への貸付
この業務は、エネルギー環境適合製品の開発・製造を行う事業などの促進を目的としている。主務大臣が認定した特定事業を認定事業者が行うために、指定金融機関が資金を貸し付ける場合に、公庫がその指定金融機関へ必要な資金を貸し付ける。
- 指定金融機関向け貸付
- 特定事業促進円滑化
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 4億円 | — |
| 2026年3月期 | 6億円 | -0億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
誰に売る
客は、小規模な事業者と教育資金を借りる個人、農林漁業者と食品の製造などを営む会社、中小企業だ。中小企業の借入を保証する信用保証協会と、危機の時に事業者へ貸す民間の金融機関も相手になる。創業や事業の承継、海外への展開を目指す事業者にも貸す。
業績5年
2026年3月期の経常収益は6,246億円、経常利益は−2,926億円、当期純利益は−2,925億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、経常収益は43%増えた。
経常利益率の推移
経常収益に対する経常利益の割合は、2026年3月期が-46.8%、2025年3月期が-31.9%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
経常利益率-46.8%は、図鑑にある「銀行」の会社105社の中で上から104番目。中央値は18.3%で、低い方。
売上の伸び+43%は、上から66番目。中央値は+59%で、真ん中あたり。
従業員1人あたりの売上8,477万円は、上から31番目。中央値は6,009万円で、真ん中あたり。
売上の大きさは、105社の中で上から18番目。中央値は1,157億円。
利益率は、各社が開示している利益(営業利益・経常利益・税引前利益など)を売上で割って計算している。
銀行・保険・証券は「売上」の定義が違うので、同じ業界の会社同士で比べている。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期は費用が経常収益を上回り、経常利益がマイナスだった。100円売って147円の費用が出た計算になる。理由は頁末の注記と決算資料にある。
会社の大きさ
連結の従業員数は7,368人。本社は千代田区大手町1丁目9番。決算期は3月。経常収益を従業員数で割ると、1人あたり8,477万円になる。
何に左右される
収益の土台は、貸したお金から受け取る利息と、信用保険の引受である。貸した先が返せなくなる時に備える引当の費用が、利益を左右する。
自然災害、米国の関税、物価高、人手不足のような出来事が起きると、事業者の資金の相談と貸付、保証への保険の引受が増える。資金は国の財政投融資計画に沿って集めるため、国の政策が貸せる量を決める。
この会社の技術
民間の金融機関や大学、地域の機関と組み、資金に加えて商談の機会や事業の承継の手助けなど、経営の支援も行う。有価証券報告書に技術の記載が少ないため、説明は短い。
この会社を読む言葉
- 政策金融:国の政策の目的に沿って行う金融
- 信用保証協会:中小企業が銀行から借りる時に、返済を保証する公的な機関
- 財政融資資金:国が債券などで集め、政策のために貸し出すお金
- 貸倒引当金:貸したお金が戻らない時に備えて、前もって費用にしておく額
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
ここへつながる図鑑
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-10-12)。 連結財務諸表が無いので提出会社の値。 営業利益の開示が無い期は経常利益の値。 セグメントは事業別の外部顧客への売上高、2026年3月期の値。 東証33業種:その他金融業。
数字は EDINET の有価証券報告書から(出荷前に照合) この頁はデータから作った。更新日 2026-10-27。編集方針
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