会社図鑑 · 非上場
日本貨物鉄道(非上場)
JR貨物は、何で稼いでいる? 2026年3月期の営業収益は2,076億円。平均年収は638万円(単体)。非上場(社債などのため有価証券報告書を出している会社)。
2026年3月期・有価証券報告書(2026-06-26 提出)の数字(EDINET)
- 上場区分
- 非上場(社債などのため有価証券報告書を出している会社・EDINET コード E08587)
- 業種(東証33業種)
- 陸運業
- 決算日
- 3月31日
- 本社
- 東京都港区港南1-8-15Wビ 東京都の会社一覧
- 従業員
- 連結 7,586人・単体 5,147人
- 平均年収
- 638万円(単体・平均年齢 38.8歳・平均勤続 17.7年)自分の年収と比べる
- 主な事業
- 鉄道ロジスティクス事業 87.6%・不動産事業 12.4%
- 主な製品・ブランド
- 貨物鉄道・利用運送・倉庫・物流センター・不動産賃貸・不動産販売・倉庫業・駐車場・広告業
年収と従業員の推移(2022年3月期〜2026年3月期)
| 年度 | 平均年収(単体) | 従業員(連結) |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | — | 7,675人 |
| 2023年3月期 | — | 7,646人 |
| 2024年3月期 | — | 7,642人 |
| 2025年3月期 | — | 7,542人 |
| 2026年3月期 | — | 7,586人 |
事業の分類
- 事業
- 貨物鉄道鉄道利用運送国際物流手配駅構内の倉庫・物流センター倉庫不動産賃貸・販売不動産賃貸倉庫業倉庫駐車場業駐車場ビル・商業施設の維持管理サービス不動産管理リース事業リース植物工場事業農業
- 東証業種
- 陸運業
分類の根拠:日本貨物鉄道 有価証券報告書 2026年3月期 事業の内容。確認日 2026-10-12。分類は提供物で分け、会計セグメントの分割ではない。
事業の中身
JR貨物の名で知られる、全国で貨物列車を走らせる会社だ。事業は鉄道ロジスティクス事業と不動産事業が柱で、主力はコンテナの輸送である。集荷先から駅まで、駅から配達先までは利用運送事業者のトラックが運び、駅と駅の間を貨物列車が運ぶ。営業の区域は北海道から九州まで全国にわたり、ほとんどの区間は自らは持たない線路を使って走る。
駅の構内では倉庫と物流センターを営み、子会社を中心に、倉庫と様々な輸送の手段を組み合わせる総合物流も広げる。不動産事業では、賃貸マンションや分譲マンション、レールゲートと呼ぶ物流施設を手がける。その他に、リース、商品の販売、植物工場なども営む。株式は独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構がすべて持つ。
鉄道ロジスティクス事業88%貨物鉄道、利用運送、駅構内の倉庫と物流センター
この事業は貨物鉄道を中心に、利用運送や駅構内の倉庫・物流センターの運営を手がける。全国通運、日本フレートライナー、各地の臨海鉄道会社などを通じて展開している。
- 貨物鉄道
- 利用運送
- 倉庫
- 物流センター
主な会社
| 会社 | 出資 |
|---|---|
| 日本オイルターミナル㈱ | 58.1% |
| JR貨物ロジ・ソリューションズ㈱ | 100% |
| 名光急送㈱ | 100% |
| 東京輸送㈱ | 85.3% |
| 関西化成品輸送㈱ | 50% |
| 全国通運㈱ | 50% |
ほか23社。出資はJR貨物が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 1,805億円 | — |
| 2026年3月期 | 1,833億円 | -120億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
不動産事業12%賃貸と分譲のマンション、物流施設、倉庫、駐車場など
この事業は不動産の賃貸と販売、倉庫、駐車場、広告などを手がける。ジェイアール貨物・不動産開発などの会社を通じて展開している。
- 不動産賃貸
- 不動産販売
- 倉庫業
- 駐車場
- 広告業
主な会社
| 会社 | 出資 |
|---|---|
| ㈱ジェイアール貨物 ・不動産開発 | 100% |
出資はJR貨物が持つ議決権の割合。
数字の推移
| 年度 | 収益 | 利益 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 218億円 | — |
| 2026年3月期 | 259億円 | 149億円 |
セグメントの収益と当期利益。区分が変わった年は前後を同じ物差しで比べられないので、この区分で開示された年度だけを並べる。
有価証券報告書の事業の内容・関係会社の状況・セグメント情報から機械で読んだ。決算データのセグメント表 →
誰に売る
客は、荷物を送る企業と、駅までと駅からのトラック輸送を受け持つ利用運送事業者だ。コンテナでは、工事で出る土などのエコ関連物資、自動車部品、農産品や青果物、食料工業品、いろいろな荷主の荷物をまとめた積合せ貨物を運ぶ。貨車を貸し切る車扱では石油を運ぶ。不動産事業では、マンションの借り手と買い手、物流施設を使う企業が客になる。
業績5年
2026年3月期の営業収益は2,076億円、営業利益は32億円、親会社株主に帰属する当期純利益は12億円。
2022年3月期から2026年3月期までの5期で、営業収益は11%増えた。
営業利益率の推移
営業収益に対する営業利益の割合は、2026年3月期が1.5%、2025年3月期が1.3%。100円売っていくら本業の利益が残るかの目安で、この率が高いほど値下げや不況に耐えやすい。
他の会社と比べると
営業利益率1.5%は、図鑑にある「物流」の会社74社の中で上から66番目。中央値は5.0%で、低い方。
売上の伸び+11%は、上から33番目。中央値は+11%で、真ん中あたり。
従業員1人あたりの売上2,737万円は、上から51番目。中央値は3,976万円で、真ん中あたり。
売上の大きさは、74社の中で上から20番目。中央値は615億円。
比べる相手は、この図鑑に載っている同じ業界の会社。会社が増えるほど、位置は正確になる。
100円売ると、どこへ行く
2026年3月期の営業収益を100円とすると、費用に98円が出ていき、営業利益として2円が残る。そこから税金や利子などを払った後の親会社株主に帰属する当期純利益が1円。
会社の大きさ
連結の従業員数は7,586人。本社は港区港南1-8-15Wビ。決算期は3月。営業収益を従業員数で割ると、1人あたり2,737万円になる。
何に左右される
収入は、コンテナと車扱で運ぶ荷物の量で決まる。トラックの運転手が足りないと鉄道に切り替える荷主が増え、気温が高いと燃料の需要が減って石油の輸送が減る。農産品の出来や、雪や大雨などの災害で列車が止まることも収入を左右する。
費用では、車両の修繕費と、他の会社の線路を使う料金が物価とともに動く。不動産事業は、マンションの賃貸と分譲、土地の譲渡で利益が動く。
この会社の技術
鉄道用のコンテナでトラックと列車をつなぎ、戸口から戸口まで一貫して運ぶ。大型のコンテナの扱いを広げ、駅には貨車の車輪にかかる重さを測る装置を置いている。
この会社を読む言葉
- コンテナ輸送:決まった大きさの箱に荷物を入れ、トラックと列車で積み替えて運ぶこと
- 車扱:貨車をまるごと貸し切って運ぶ形
- 利用運送事業者:自らは列車を持たず、鉄道を使って荷主の荷物を運ぶ会社
- 線路使用料:他の会社の線路を使って走るときに払う料金
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
データの注記:EDINET の有価証券報告書(XBRL)から機械取得(2026-10-12)。 営業利益の開示が無い期は経常利益の値。 セグメントは事業別の売上高、2026年3月期の値。 東証33業種:陸運業。
数字は EDINET の有価証券報告書から(出荷前に照合) この頁はデータから作った。更新日 2026-10-27。編集方針
この図を使う
この頁の図と1枚カードは、出典として「図解経済」とこの頁へのリンクを示せば、記事・資料・SNS で自由に使える(CC BY 4.0・使い方の決まり)。
