技術図鑑
バルブ(流体制御)
バルブは、どうやって流れを操る?
1枚カード(画像)を開く →流す・止める・絞る
バルブは、水・油・空気・ガスなど流れる物(流体)の通り道に置く栓だ。弁体を弁座にぴったり押し付けると流れが止まり、離すと流れ、離す幅を小さくすると通り道が細くなって流れる量が減る。流れを「流す」「止める」「絞る」の3つを、弁体の位置だけで決めている。
形はいくつもある。穴の開いた玉を回すボール弁、円い板を回すバタフライ弁、栓を上下させる玉形弁、逆向きの流れだけを自動で止める逆止弁などだ。電磁石で弁体を引き寄せて切り替えるものをソレノイドバルブ(電磁弁)と呼び、電気の信号で流れを操れる。
何に使われ、どこが難しいか
家の水栓、ビルや工場の配管、建設機械の油の流れを切り替える油圧回路、工場の機械を空気で動かす空気圧機器、半導体を作る真空の装置、車の足回りの油の流れ、エンジンの吸気と排気の出入り口と、流体を扱う所にはほぼ必ずある。
難しいのは、閉じた時に漏らさないことだ。弁体と弁座の当たる面は、細かい傷やごみ1つで漏れの道になる。開け閉めをくり返すとこすれてすり減り、高温のガスや薬品にさらされると傷む。だから当たる面の材料と、形の精度が性能を決める。
日本の会社が担う所
キッツは「流す」「止める」「絞る」を掲げてバルブ事業を営む。SMCは工場の空気圧機器向けにソレノイドバルブをそろえ、アルバックは真空装置を構成する機器として真空バルブを開発している。カヤバは比例ソレノイドバルブを内蔵し、揺れを抑える力を変えられる車のショックアブソーバの量産を始めた。TPRやリケンNPRは、エンジンのバルブが当たる座(バルブシート)の材料を開発している。
有報に書いている会社
有価証券報告書の「研究開発活動」または「事業の内容」に、この技術を書いている上場会社の一部。会社名の下は有報の原文の一文。
- 本田技研工業(7267)「「CB1000F」「CB1000F SE」では、バルブタイミングおよびリフト量を最適化した新設計カムシャフトを採用し、低回転から高回転まで、谷のないスムーズな出力特性としています。」研究開発活動
- 住友電気工業(5802)「自動車用品事業においては、振動や騒音の低減、流体制御性能の高度化による製品の高付加価値化を図るとともに、当社のコア技術の深化を目的とした研究開発を進めております。」研究開発活動
- 川崎重工業(7012)「…ツーリング走行に加えて未舗装路走行も楽しめるアドベンチャーモデル「KLE500」や電子制御スロットルバルブ採用の当社スーパーネイキッドの中で最大排気量を誇る「Z1100」及び「Z1100 SE」を、四輪事業では、当社初のスーパーチャージドエ…」研究開発活動
- 日立建機(6305)「さらに、ジャッキアップの際に人の手で行っていたジャッキアップシリンダと油圧ホースの接続が、バルブの切り替えのみで対応可能になりました。」研究開発活動
- キーエンス(6861)「…け3Dプリンタや、装置の立ち上げ・調整工数の削減や安定稼働に貢献するライン型シリンダセンサ&スマートバルブを開発するなど、製造現場の品質向上や課題解決に貢献する商品の開発にも注力しました。」研究開発活動
- SMC(6273)「…オナイザ/バータイプ 防塵・防滴仕様IZSW10864連対応マニホールドコンパクト5ポートソレノイドバルブ プラグインタイプJSY3000-L9リモート調整弁(電動スピードコントローラ)PFES10真空パッド/長円ベロウ形ZP3P-WJT1…」研究開発活動
- NOK(7240)「新商品関連では、BEV/HEV/FCVに代表されるエコカーのニーズに対し従来のシール製品群に加え、電子機器や電動ユニット向けバルブ製品をはじめとするゴム部品、および放熱をサポートする熱伝導性部品の販売拡大を推進中です。」研究開発活動
- TOTO(5332)「流体制御、電子制御、水の改質といった、水の流れ方・性質を変えることで、環境に配慮し、且つ、より快適で清潔な機能を実現する「水の力を最大に活かす」技術。」研究開発活動
- 大同特殊鋼(5471)「(3) 自動車部品・産業機械部品主に当社が中心となり、ターボチャージャーやエンジンバルブ等の自動車部品および各種産業機械部品の研究開発を行っております。」研究開発活動
- 島津製作所(7701)「<産業機器事業> 産業機器事業では、ターボ分子ポンプ、油圧ギヤポンプ、コントロールバルブ、パワーパッケージ、工業炉、液送ポンプ、ガラスワインダ、動釣合試験機(バランシングマシン)、ヘリウムリークディテクタ、高速スパッタリングシステム、磁気…」研究開発活動
- ホシザキ(6465)「また、製品サイズを維持したまま提供可能なドリンク種類を拡充するため、ディスペンサの抽出バルブの改良を行い、付加価値の向上を図りました。」研究開発活動
- カヤバ(7242)「…ンポーネンツ)事業四輪車用の油圧緩衝器では、電動化・自動運転化が進展する将来を見据え、比例ソレノイドバルブ(連結子会社である株式会社タカコとの共同開発による内製品)を内蔵した減衰力調整式ショックアブソーバの量産を開始しました。」研究開発活動
- 愛三工業(7283)「…化に向け、エンジン領域の重要機能部品である燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタ、EGRバルブを重点4製品と位置づけ、それぞれで世界No.1製品を目指す取り組みを開始いたしました。」研究開発活動
- ナブテスコ(6268)「…・FPD市場向けギヤヘッドシリーズの開発、AGV駆動ユニットのシリーズ開発、建設機械用省エネポンプ・バルブシステムの投入、建設機械用走行/旋回ユニットのラインアップ強化、建設機械用コンパクト・高出力密度VCシリーズモータモデルの投入、建設機…」研究開発活動
- 不二越(6474)「また、モニタリングスイッチ付きソレノイドバルブをモデルチェンジしました。」研究開発活動
- アルバック(6728)「(2)コンポーネント真空装置を構成する主要な機器として、真空ポンプや真空計測機器の他、直流(DC)電源、真空搬送ロボット、真空バルブ等の開発を行っております。」研究開発活動
- マブチモーター(6592)「サーマルマネジメント用途 冷却水バルブ用途として既に量産中のRS-4F5、RS-4G5及び、当該モーターのオプション仕様の強化を図ることに加えアクチュエーターの小型・軽量化に貢献すべく、外径24mmの小型バルブ用モーターのFS-375VA…」研究開発活動
- TPR(6463)「…低燃費対応)・カーボンニュートラル燃料(水素、e-fuel他)に対応した仕様製品化III 焼結商品(バルブシート・バルブガイド)・高耐摩耗、高強度、カーボンニュートラル燃料対応バルブシート材料の製品化・高耐摩耗バルブガイドの製品化 (3)多…」研究開発活動
- イーグル工業(6486)「次世代自動車を含む全車両タイプへの採用が期待できるサスペンション用ソレノイドバルブにおいては、従来顧客向けに機能向上、搭載性向上を狙った新仕様の量産移行を完了すると共に、更なるシェア拡大に向け、新規顧客への拡販活動を実施しており、具体的案件…」研究開発活動
- キッツ(6498)「6【研究開発活動】当社グループの開発設計部門は、バルブ事業、伸銅品事業を中心に、「流す」「止める」「絞る」のあらゆるニーズに、オンリーワンの技術とユーザーの期待を超える提案力で挑戦し続ける、を行動指針としています。」研究開発活動
- リケンNPR(6209)「3 バルブシート高い耐摩耗性が要求される希薄燃焼ガソリンエンジン、EURO7対応ディーゼルエンジン、代替燃料(ガス、エタノール)エンジン、カーボンニュートラル燃料エンジンに対応可能な高機能製品の開発に取り組んでおります。」研究開発活動
- CKD(6407)「6 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を生かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。」研究開発活動
- 三櫻工業(6584)「また、データセンターのサーバー向けにバルブやマニホールド等の製品開発・製品化を進めており、バルブについては2025年9月、量産初物を納品しました。」研究開発活動
- 栗本鐵工所(5602)「…系材料から自然由来材料の使用へのシフト等、持続的な環境保全が求められる中、当社においては長年蓄積した流体制御技術やキャビテーション*7に関する研究を基盤とし、省エネルギーでキャビテーションを発生する生成器を発明し、環境配慮型の各種原液生成装…」研究開発活動
- 大豊工業(6470)「4)システム製品他 市場実績のある商用車向けの電子制御式EGRバルブをベースとし、多段ターボチャージャ用切換えバルブ、2020年には排気後処理装置の温度制御に用いる排気スロットルバルブを量産化しました。」研究開発活動
- 西華産業(8061)「6 【研究開発活動】当社グループにおいては、主としてプロダクト事業に属する日本ダイヤバルブ(株)および産業機械事業に属する旭サナック(株)にて研究開発活動を行っております。」研究開発活動
- ミクニ(7247)「主要製品である二輪車向けエンジンコントロールユニット、冷却水制御バルブ、電動オイルポンプ、電動ウォーターポンプを主体に、これらの基礎となる制御技術、アクチュエータ技術、センシング技術、材料技術等の研究開発を行っております。」研究開発活動
- 旭有機材(4216)「これらの取り組みの一環として、大口径バタフライバルブ700mm、800mm、900mmの耐酸性仕様を新たにラインナップに追加しました。」研究開発活動
- パイオラックス(5988)「)の各部位において冷却機能が重要であり、統合した冷却システムのニーズの高まりからバルブ切替えユニットに於いてばねを活用した新規構造の考案、商品開発を行っております。」研究開発活動
- サンコール(5985)「◎バルブスプリング 自動車の電動化はグローバルで進展している一方、HEVを含むエンジン搭載車も引き続き重要な市場セグメントとして位置づけられています。」研究開発活動
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-24。編集方針
