技術図鑑
ドローン
ドローンは、なぜ空中で止まっていられる?
1枚カード(画像)を開く →回転数の差で操る
よく見るドローンは、プロペラを4つ以上持つマルチコプターだ。プロペラを回すと、その反動で機体は逆向きに回ろうとする。そこで隣どうしのプロペラを逆向きに回し、反動を打ち消している。
操縦に翼やかじは使わない。全部を速く回せば上がり、後ろ側だけ速くすれば機体が前に傾いて前へ進む。右回りの組だけを速くすれば、その反動で機体の向きが変わる。機体はそのままだと風ですぐ傾くので、姿勢センサーの値を見て各モーターの回転数を1秒に何百回も直し続けている。止まって見えるのは、細かく直し続けている結果だ。
何に使われ、どこが難しいか
空から撮る、測る、まく、運ぶ、の4つが主な仕事だ。建物や橋やプラントの点検、工事現場の測量、畑への農薬や肥料の散布、荷物の配送に使われる。
難しいのは、電池の重さと飛べる時間の釣り合いと、安全だ。電池を大きくすると重くなり、その重さを持ち上げるのに電気を使う。人の上や目の届かない所を飛ぶには、落ちた時の備えや、他の機体とぶつからない仕組みが要る。
日本の会社が担う所
KDDIは、異なる運航管理システムの間で情報をつなぎ、複数のドローンが同じ空域で衝突を避けて飛ぶ運用基盤の構築実証をした。クミアイ化学工業や日産化学はドローン散布に適した農薬を、清水建設は球体ドローンで地下ピットを遠隔検査する手法を、日本化薬はドローン用パラシュートを手がけている。
有報に書いている会社
有価証券報告書の「研究開発活動」または「事業の内容」に、この技術を書いている上場会社の一部。会社名の下は有報の原文の一文。
- KDDI(9433)「・ドローンの活用拡大に伴う課題である、異なるドローン運航管理システム(UTMS)(注8)間の情報連携を目的に、複数ドローンが同一空域内で衝突を回避して安全に飛行する運用基盤の構築実証を実施しました。」研究開発活動
- 三菱ケミカルグループ(4188)「ドローンや自動車などへの搭載に向け、早期の実用化をめざします。」研究開発活動
- ニデック(6594)「…SS) 3 産業の生産効率化(オペレーション効率の向上) : 工作機械・プレス機、精密減速機、物流(ドローン) 4 よりよい生活の追求(空調の電化/効率向上) : 商業施設(空調/エレベータ)、ヒートポンプ、生活家電 5 モビリティイノベー…」研究開発活動
- 九州電力(9508)「…ュートラル推進やレジリエンス強化といった自治体等のニーズに応じた地域エネルギーシステムに関する研究・ドローン技術やAI技術などを活用したレジリエンス強化に関する研究 など(4) 「企業変革をリードするDX推進」に資する研究開発・最新のデジタ…」研究開発活動
- 清水建設(1803)「…耐火被覆吹付ロボット「Robo-SprayII」を開発し、手作業と比較して約3倍の生産性を実現6球体ドローンを用いた地下ピットの遠隔検査手法を確立し、作業時間を90%以上削減するとともに作業員の安全確保と検査記録作成の効率化を実現7DXで土…」研究開発活動
- 西日本旅客鉄道(9021)「…上化及び設備の状態保全に向けた技術開発・工事の省力化や安全性向上に向けた多機能鉄道重機の開発、AIやドローン等の技術を活かしたメンテナンスシステムの構築・カーボンニュートラルにむけた次世代技術開発(水素・バイオディーゼル燃料の利活用) (4…」研究開発活動
- セコム(9735)「…、家庭向けから大規模施設向けにいたる幅広い用途に応じたセキュリティ・出入管理、消火・防災、ロボット・ドローン、人やモノの位置情報、そして高齢者のみまもり等、社会のニーズに適合したシステムや商品を積極的に開発しております。」研究開発活動
- DIC(4631)「…here®(アガモスフィア)」は、2025年1月にラスベガスで開催された「CES2025」において、ドローン部門でイノベーションアワードを受賞しました。」研究開発活動
- 東洋製罐グループホールディングス(5901)「…めの充填・殺菌・密封検査技術の開発・2種類の液体を同時に吐出可能としたエアゾールシステムの適用拡大・ドローンにエアゾール製品を搭載し遠隔操作で内容物を吐出可能とするシステムの開発3物流事業における主要な研究課題該当事項はありません。」研究開発活動
- 戸田建設(1860)「…化など)や、コンピュータジャンボの穿孔データとAI技術を活用した地山評価及び発破設計のシステム開発、ドローンを活用した施工管理及び安全監視システムの開発に取組んでおります。」研究開発活動
- コムシスホールディングス(1721)「SYSKENグループは、通信設備部門の機械化、省力化、また電子情報化によるコストダウンと安全・品質の向上及びドローンを活用した新規事業分野の開発に取り組んでおり、当連結会計年度の研究開発費の金額は、1百万円であります。」研究開発活動
- 日清紡ホールディングス(3105)「防災・減災や社会の安全確保に関連する取組みとして、ドローンシミュレータ、気象レーダ、入川者検知システムや、災害時における通信インフラの確保等の研究開発を進めています。」研究開発活動
- クラフティア(1959)「さらに、企業との連携による技術開発として、株式会社スカイマティクスと協力し、ドローン・衛星画像・AIを組み合わせた森林資源量解析技術を開発している。」研究開発活動
- 日鉄ソリューションズ(2327)「…現場作業支援システム、「巡回点検自動化」をテーマとした四足歩行ロボット、「地域見守り」をテーマとしたドローン画像へのVQA(注17)活用等、事業部門と協調した研究開発を進めております。」研究開発活動
- 髙松コンストラクショングループ(1762)「(4) 東興ジオテック(株)1 法面吹付用の大型有線給電ドローンと吹付工法「グリーンインパルス」の開発エアロセンス株式会社と共同で、国内初となるドローンを用いた植生基材吹付工法「グリーンインパルス」を開発しました。」研究開発活動
- エクセディ(7278)「スマートロボット、ドローン用製品、自動車用電動駆動システムなど次世代製品・電動化対応製品のラインナップを拡充しているところです。」研究開発活動
- 日産化学(4021)「スマート農業関連では、ドローン散布に適合した製品の開発・販売に取り組んでおります。」研究開発活動
- 日本化薬(4272)「エアロ事業推進部では、ドローン用パラシュート「PARASAFE®」が、米国Rainmaker社がFAA(米連邦航空局)の承認を受けた高高度降雨オペレーションに採用されています。」研究開発活動
- 福田組(1899)「当期は、i-Construction 2.0への本格対応と建設DXの実装加速を図るべく、ドローンによる施工管理の内製化・水平展開・用途拡大、施工管理書類電子化の全社展開、生成AIの活用と学術機関との共同研究等、より多方面の展開を進めることに…」研究開発活動
- クミアイ化学工業(4996)「手撒き、ひしゃく、無人ヘリコプターに加え、ドローンやラジコンボートでの散布にも適しており、需要が拡大しております。」研究開発活動
- イチネンホールディングス(9619)「…戦略に対応する目的で回収りん等の国内未利用資源を活用した肥料の開発、重労働の解消と効率化を目的としたドローン用化成肥料のラインナップ拡充、また近年の高温・乾燥・過湿対策として保水効果が期待できる有機化成の開発を行っております。」研究開発活動
- 月島ホールディングス(6332)「昨今、少子高齢化・熟練技術者の不足といった課題が顕在化しており、ドローンやAIカメラを活用した点検業務の省力化、プラント設備全体を最小コストで運転するためのシミュレーション技術や自律運転技術の開発など、DXを推進しております。」研究開発活動
- 古野電気(6814)「…工事現場向けWi-Fiシステム/リモートモニタリングシステム、深浅測量向けマルチビームソナー搭載水上ドローンボート、超音波筋肉可視化装置、マイクロ波による小型水蒸気観測システム、AIによる海況予測モデル等の新規事業に関する機器・サービスの研…」研究開発活動
- 錢高組(1811)「生産性向上としては、現場巡回ドローンや四足歩行ロボットによる施工管理の省力化や墨出し作業のロボットによる代替、配筋検査支援システムの活用、作業の安全確認の技術指導、CFT(コンクリート充填鋼管構造)圧入施工管理に対して技術研究所からの遠隔支…」研究開発活動
- 大豊工業(6470)「2022年6月には国産物流ドローン向けにリサイクル炭素繊維を用いた抄造CFRP製品を納入開始しました。」研究開発活動
- モリタホールディングス(6455)「…た、次世代製品の研究開発においては、総務省消防庁の公募型研究(2025〜2026年度)として「消火用ドローンの研究開発」が採択され、初年度となる当期は当社が所有する消火・放水技術を活かし、ドローンによる放水活動に必要となる重量や反動力、通信…」研究開発活動
- 日本農薬(4997)「既存剤では、ドローン散布も可能な無人ヘリ航空機散布やセルトレイ処理など省力防除技術に関する適用拡大を積極的に進めており、フェニックス顆粒水和剤、アクセルフロアブル、コルト顆粒水和剤、パレード20および15フロアブルなどの適用拡大を行いました…」研究開発活動
- 朝日工業社(1975)「様々なDXプロダクトの試験運用や3Dスキャナ、ドローン活用などと合わせて、生成AIの活用による業務効率化を進めています。」研究開発活動
- 大本組(1793)「・ 各工事現場において、ドローンによる3次元測量、3次元設計データを使用したマシンガイダンスやマシンコントロールによるICT施工、3次元点群データによる出来形管理及びデータ納品といったプロセスで3次元モデルを活用することによって、生産性の向…」研究開発活動
- 応用地質(9755)「河川管理施設の点検効率化を目的に、ドローンで取得した画像にAI技術を適用し、護岸ブロックのひび割れや鋼矢板の腐食などを自動検出する「河川護岸点検システム」のプロトタイプを開発しました。」研究開発活動
つながる図鑑
この頁から辿れる辺。問いの形で置いてある。
- 会社図鑑KDDI(9433)KDDIは、何で稼いでいる?
- 会社図鑑クミアイ化学工業(4996)クミアイ化学工業は、何で稼いでいる?
- 会社図鑑清水建設(1803)清水建設は、何で稼いでいる?
- 技術図鑑センサーは、何を測っている?センサー(工場の目)
- 技術図鑑充電池は、なぜ何度も使える?リチウムイオン電池
ここへつながる図鑑
出典と生成
出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)
この頁は生成器 v0.1.0 がデータから作った。生成日 2026-09-23。編集方針
