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5G・通信モジュール

5Gは、なぜ速い?

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道幅の広い電波を使う

電波で運べるデータの量は、使う周波数の幅でほぼ決まる。低い周波数はすでに多くの用途で埋まっているので、5Gは空いている高い周波数(数ギガヘルツから、ミリ波と呼ばれる数十ギガヘルツ)まで使い、広い幅を確保する。

ただし高い周波数の電波は、遠くへ届くほど弱まりやすく、建物や人の体でさえぎられやすい。だから基地局を細かく置き、さらに小さなアンテナを何十個も並べて、電波を相手の方向へ束ねて送る。束ねると同じ出力でも遠くまで届き、隣の人への電波とも混ざりにくい。

何に使われ、どこが難しいか

5Gは、速さのほかに、送ってから届くまでの遅れの小ささと、たくさんの機械を同時につなげることを目標に作られた。工場の中だけで使う自前の5G(ローカル5G)なら、ロボットを遠くから操作するような、遅れを嫌う用途に使える。

難しいのは電波の周波数が高いことそのものだ。周波数が高いほど、部品や基板の中で信号が熱になって失われやすい。電波を強くする部品、ロスの少ない基板の樹脂、表面のなめらかな銅箔と、部品と材料の全部に高い周波数向けの作り込みが要る。

日本の会社が担う所

住友電気工業は、基地局向けに窒化ガリウムのトランジスタを製品化し、5G向けの効率改善と高周波化に取り組む。JX金属は、高周波特性に優れる圧延銅箔を開発している。安川電機は、ローカル5Gを使った産業用ロボットの遠隔制御を研究している。

有報に書いている会社

有価証券報告書の「研究開発活動」または「事業の内容」に、この技術を書いている上場会社の一部。会社名の下は有報の原文の一文。

  • ソフトバンク(9434)「…立てた軽飛行機に、本装置を搭載して通信を中継させることで、基地局と携帯端末間のエンド・ツー・エンドの5G通信と、6セルのフットプリント固定技術(注1)の有効性を確認しました。」研究開発活動
  • KDDI(9433)「同戦略は、5G通信をベースとし、データドリブンの実践と生成AIの社会実装を進めるコア事業を中心に、これと連携してKDDIの成長を牽引する事業領域「Orbit1(DXなど)」、および将来の成長分野である「Orbit2(モビリティ、宇宙など)」…」研究開発活動
  • 三菱電機(6503)「…ワーデバイス、データセンター、光ファイバー通信などで活用される光デバイス、第5世代移動通信システム(5G)、衛星通信、レーダー(民生・防衛)などで活用される高周波デバイスの開発を行っています。」研究開発活動
  • 住友電気工業(5802)「無線通信デバイス関連製品では、高効率・高出力のGaN(窒化ガリウム)トランジスタを開発し、携帯基地局用途に製品化しておりますが、5G及び次世代通信用にさらなる効率改善、高周波/広帯域化に取り組んでおります。」研究開発活動
  • 信越化学工業(4063)「電子産業用有機材料、5G関連材料はシリコーン電子材料技術研究所で、電子産業用希土類磁石は磁性材料研究所で研究が行われています。」研究開発活動
  • ヤマハ発動機(7272)「(半導体製造後工程装置)・NEDO(注2)助成事業として「ポスト5G向けチップオンウエハダイレクト接合3D積層統合技術開発」を国立研究開発法人産業技術総合研究所及び学校法人東京理科大学と共同で実施。」研究開発活動
  • シャープ(6753)「その他の通信技術分野では、セルラー通信が困難な場所において高速大容量通信を実現する、5G NTN通信※3対応<LEO※4衛星通信ユーザー端末>が、「CEATEC AWARD 2025総務大臣賞」を受賞しました。」研究開発活動
  • 楽天グループ(4755)「(3) 移動通信システム関連技術及びIoT技術5G関連技術、次世代の仮想化された無線アクセスネットワークの高度化・ネットワーク運用の自動化に関する技術及びIoT技術基盤の研究開発を行っています。」研究開発活動
  • 東京エレクトロン(8035)「半導体製造装置事業では、AI、5G、IoT、自動運転などに向けて次世代デバイスの高速化・大容量化・高信頼性・低消費電力が必要になり、それらを具現化する製造技術の高度化へ先行して対応すべく、新製品開発の強化に引き続き努めております。」研究開発活動
  • 京セラ(6971)「具体的には5Gや6G、次世代光通信、高度道路交通システム、エネルギーデバイス及びエネルギーマネジメントシステム、デジタルヘルスケア等での事業機会獲得に向けて、国内外の研究開発拠点の再編を通じた技術力や人材育成の強化、及び社内外の連携強化によ…」研究開発活動
  • ジェイテクト(6473)「・半導体向け装置・ソリューション展開(SEMICON Japan 2025出展)AI・5G普及に伴う半導体需要拡大への対応力強化のため、熱処理装置「SO2-60-F」(株式会社ジェイテクトサーモシステム)、研削盤「DDT832」「DXSG3…」研究開発活動
  • TOPPANホールディングス(7911)「本パイロットラインで行う研究開発のうち有機RDLインターポーザーの開発について、NEDOが公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発(助成)」に採択されました。」研究開発活動
  • JX金属(5016)「また、今後の需要増加が見込まれるロボットや5G・6Gといった高速移動通信に使われるプリント配線板材や電磁波シールド材向けに、屈曲性、高周波特性、微細回路形成性に優れる圧延銅箔の開発に取り組んでいます。」研究開発活動
  • 味の素(2802)「<ファンクショナルマテリアルズ(電子材料等)> 電子材料分野においては、味の素ファインテクノ(株)と共同で、次世代PC、データセンター向けサーバー、5G通信ネットワーク用途を中心に、「ABFTM」の開発を推進しています。」研究開発活動
  • セイコーエプソン(6724)「加えて、通信モジュールやFA機器、データセンター向け用途においても、高温度環境下で安定した周波数温度特性を有するTCXOの需要が高まっています。」研究開発活動
  • フジクラ(5803)「また5G関連の通信用途向けコネクタの開発や、自動車用途における自動車の情報化・知能化に対応すべく、高速通信用コネクタの開発に注力しています。」研究開発活動
  • コニカミノルタ(4902)「本サービスは、業界初の2眼3Dカメラやミリ波センサー、AIを活用した行動分析センサーを中核とし、高齢者の転倒や移乗時のトラブル等のリスクを高精度に検知します。」研究開発活動
  • アドバンテスト(6857)「…、複合化が進むディスプレイドライバデバイス等、応用が特化されたデバイス専用のテストシステムの開発· ミリ波帯通信規格等の超高周波数及び高密度伝送ネットワークに対応したテストシステムの開発· 多ピン高速対応伝送技術及び高速伝送信号コンタクト技…」研究開発活動
  • 日揮ホールディングス(1963)「通信分野においては、自動運転やIoTの普及に欠かせない5Gが本格導入され、今後、さらなるデータ量の増大に向けたBeyond 5Gなどの無線通信や光通信回線の大容量化・高速化が必須になります。」研究開発活動
  • カネカ(4118)「…樹脂、ワクチンを始めとする医薬品の定温輸送を実現するパッケージ、独特の風合いと難燃性にすぐれた繊維、5Gなど次世代情報通信を支えるポリイミドを中心とした高機能素材、住宅やビルのゼロエネルギー化(ZEH、ZEB)に貢献する太陽電池や車載用太陽…」研究開発活動
  • NOK(7240)「(2)電子部品事業成長領域である自動車や5G等の高周波電子機器を中心に、戦略的新市場開拓領域としてヒューマノイドロボット等を位置づけ、それらに向けたフレキシブル配線板(以下FPC)の新商品開発を推進しております。」研究開発活動
  • 加賀電子(8154)「(電子部品事業) 電子機器に使用されるセンサー、通信モジュール、小型無線モジュール開発を中心に通信インフラから玩具に至るまで、各分野における要素技術開発や各種センサー技術を利用した製品の開発およびアミューズメント市場向け次世代フラッシュメ…」研究開発活動
  • ダイセル(4202)「研究開発においては、次世代自動車システムや Post 5G/6G に代表される最先端通信分野など、今後エンジニアリングプラスチックの需要拡大が期待される市場を重点ターゲットとし、材料単体の提供にとどまらない価値提供型ビジネスの高度化に取り組…」研究開発活動
  • 大同特殊鋼(5471)「・難密着プリント基板に適したターゲット材「STAR-ADMAXTM」の開発5Gアンテナやインターポーザ(中間基板)に用いられるポリイミド樹脂などの難密着基板材料に対し、信頼性の高い配線形成を可能とする密着膜を成膜できるターゲット材「STAR…」研究開発活動
  • 安川電機(6506)「YTC内のローカル5Gを活用した産業用ロボットの遠隔制御の研究や新しい生産設備の検証を行うなど、お客さまのスマート工場化実現のためのソリューション開発を進めております。」研究開発活動
  • フジ・メディア・ホールディングス(4676)「また、データ解析技術、クラウド、AI、低軌道衛星システム、5G技術の活用等は、放送業界でも重要性が高まっており、これらの技術の研究開発に、以下の2つを柱として取り組んでおります。」研究開発活動
  • 日清紡ホールディングス(3105)「さらに、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)委託の「Beyond 5Gにおける衛星-地上統合技術」の開発により、静止・低軌道衛星×5Gネットワークにおける柔軟な経路選択等を活用した実証実験に成功し、広域地震災害等における高機能通信手…」研究開発活動
  • イビデン(4062)「(電子事業)進化する市場(IoT、5G通信、AI、データセンター、車載)への事業拡大に向けた製品設計、要素技術、プロセス技術の開発を進めております。」研究開発活動
  • デンカ(4061)「…野では、半導体封止材向け球状シリカ、放熱材料向け球状アルミナ等、フィラーの高性能化を進めるとともに、5G、次世代高速通信に対応する低誘電有機絶縁材料(商品名スネクトン)を中心とした、先進的な各種機能材料の開発を積極的に推進しております。」研究開発活動
  • 西松建設(1820)「4建設重機の超遠隔操作に次世代通信技術IOWN APNとローカル5Gを初適用NTT東日本株式会社と共同で、Tunnel RemOSによる建設重機の超遠隔操作にIOWN APNとローカル5Gを試験適用しました。」研究開発活動

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出典と生成

出典:手作りの定番(一次資料に依らない一般的な仕組みの説明)

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